ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

セルロイド

2009-04-17 23:43:31 | 昔の道具・暮らし
懐かしい響きですね。
写真はボールペンです。私のお気に入りです。
むか~しお人形もセルロイドのものを持っていました。
あの唱歌にもある「♪アメリカ生まれのセールロイド~」です。
すぐへこむ、すぐ割れる…でしたけどねぇ。

少し大きくなってからは、下敷き、筆箱なんかがセルロイド…でしたね。
小学校に入学したとき、はじめて買ってもらった筆箱が赤一色で、
まんなかに女の子の顔と、ピアノの鍵盤の描いてあるものでした。
セルロイドってニトロセルロースと樟脳を混ぜたもの、だそうですが、
とにかく熱に弱くて、変形させてしまった記憶があります。
なぜか…そのあとの筆箱はぜんーぜん覚えていないんです。

下敷きで一番お気に入りだったのは、色は金色で、
もようは このページの「パール」タイプ、こんな感じの柄でした。
厚手でしたので、ずいぶん長くつかった記憶があります。
まだどっかにあるかも…。

上のページの筆入れもなつかしいですねぇ。すぐ割れるんですけれど。
もうホンモノのセルロイドってないと思ったんですけれど、
大阪でまだ作っているところがあります。加藤製作所というんですが、
HPはないみたい、扱ってるショップはたとえばこちら
それにしてもセルロイドって、「安物」のイメージなんですが、
万年筆一本○万円~~。
トップ写真のものはボールペンですので、何十分の一かのお値段ですが、
替え芯をよくよく見たら「めいど・いん・じゃーまにー」…。
おかげで、インクが減るのがこわくて使えなくなってるんです…。


さて、今日はこの前の「日本の原風景みたいな紅型」着物…
調べてみましたところ、なぜか左の脇から前にかけての下の方、
一部分だけに汚れが集中していました。
こんな感じの茶色いシミが…矢印の先は穴が~。
もったいないですねぇ。


    


まぁ八掛の裾も汚れていますし、どうせなら解いて洗って、
左側の腰から下だけ上下を入れ替えたら、わからなくなると思います。
あーそれにしてもほかがきれいなのに、このまま着られないなんて…ですね。

もうひとつ出てきたのが、現代モノの「竜雲」と名前の入った反物。
ちょっと着物にしたイメージ程度のピンワーク…
いやーーいくら落款入りでも、売るのが難しいなぁ…の訪問着です。


              


帯にこれだけお花が並んだらかわいいかもですね。
一反ありますが、白地の悲しさ、なんとなーくくすんでいますし、
反端は薄汚れていますし、白ですから小さなシミも目立ちます。
着物としては、作れませんねぇ。

今日は雨もようで、また急に寒くなって…。
いい加減に落ち着いてほしいですね。
明日はまた20度をこえるんですと…日焼け止めを出しました。
つけるの忘れるんだけど…。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (陽花)
2009-04-18 09:03:07
セルロイドの筆箱を落して割った記憶が
あります。懐かしいですね~

おしゃれ訪問着のような感じですが、
作家さんの感性ですかねぇ。
これを着こなせる方はすごいと思います。
返信する
なつかしいです^^ (えみこ)
2009-04-18 12:00:01
よく割りました、セルロイド。きれいなボールペンに
おもわずほしい!と検索したものの、写真と違ったら…と
まよってしまいました。
素人考えですいません、羽織にならないかなぁ?とか
思ってしまいました…どうでしょうか。
返信する
Unknown (とんぼ)
2009-04-19 00:04:53
陽花様
すぐ割れましたねぇ、あれは。
お人形はほっぺがへこんだし…。
あの手触りも懐かしいです。

この訪問着はもぉ…作家さんには失礼ですが
売れ残ったのがわかる??
普通のヒトには難しいですね。
返信する
Unknown (とんぼ)
2009-04-19 00:07:27
えみこ様
一本ずつ販売しているものは、
大丈夫と思いますが、どうなんでしょうか。

この前身ごろの斜めの縞、
これがジャマなんですよね。
花だけ並んでるなら、羽織もかわいいと
おもうんですが…難しい柄です。
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