関東でも雪の予報でしたが、朝起きて外を見たら白くはなっていませんでした。
そのあと雨になっています。雪は嫌ですが、北国のことを思えば贅沢は言えません。
とりあえず、ここは陸の孤島にならずにすんでいます。
トップ写真は昨日届いた生協さんの花、毎年一度は購入する「啓翁桜」です。
今年の花は、白が強くてつぼみもうっすらピンク、くらいです。
母が亡くなる1年前の12月に持っていったら、とても喜んでくれたので、
翌年もと思っていたのに間に合わず…でした。なので母の写真の前に飾りました。
さて、昨日は成人式でした。
横浜は、全国一新成人が多いときいていましたが、やったんですねぇこれが。
2か所の会場で、いつも30分くらいの式典を15分に縮めて、
入れ替え制で8回に分けて…。
「主催側も感染予防に努めますので、皆さんもご協力を」で、
そりゃマスク、消毒、椅子の間隔をあけて…とはやっていましたよ。
「終了後は、会食等せずに、ご帰宅ください」と放送もされてましたよ。
でもね、成人式ってちょっとクラス会みたいなところもあって、卒業以来会っていない、
中学や高校の友人たちが「わぁぁひさしぶりぃぃ」なんてやってる。マスクはしてましたけどね。
帰りも結局三々五々あちこちで固まってるし、写真の撮りっこではびったりくっついてるし。
粛々と会場へきて、誰とも話さず、粛々と帰ってゆく…なんてこと、無理でしょ。
どこやらでまたお酒飲んで暴れたり、警察や救急車のお世話になったりがありました。
例年なら「アホが…親の顔がみたいわ」でおしまいですが、今年は状況が違います。
心底腹が立ちました。今、病院がどれだけたいへんなことになっているか、
それこそ具合が悪くても場合によっては搬送を拒否されることもある状態です。
あんなのが次代を担う成人だなんて、赤ちゃんからやり直せ、と言いたかったです。
腹ばかり立てていても、なので話をかえますが、何十年と着物を気にして暮らしてきて、
最近、成人式に関しては考え直す時期ではないかと.そう思っています。
成人式に女性が振袖を着る、というのが当たり前なんですが、
本来は「成人を祝う式典」に出席するから正装するということです。
振袖は未婚女性の第一正装ですから。
でも今は、式のために着るよりも振袖を着ることが成人式、みたいな?
最近は振袖もレンタルが多いようで、そういえば以前会社の「倒産」で、
振袖が届かなかっったなんてこともありましたね。
私思うんですけど、成人式を振袖を着るための日にしないで、
自治体が行う成人式は、まんま平服で「成人になったことを祝う大人が開く会」で、
いろいろなイベントもいらないんじゃないかと。
そして成人のお祝いそのものは七五三のように、家族ですればいいんじゃないかと思うんです。
誕生日か誕生月に、家族や親せきが集まって本人は振袖を着てお祝いしてもらう。
記念撮影、会食、そしてその前には七五三とおなじように(お祓いはなくても)神社にお参りして。
それなら着物レンタルも美容院も、一日に集中することはないと思うのですが。
全体数は変わらないと思うので、呉服屋さんも病院も大損することはないんじゃないかと、これは素人考え。
最近の若い女性は、結婚披露宴に招かれても洋装がほとんどですし、お正月に着て初詣、
なんてこともなくなっています。ほんとに成人式が振袖を着る日になってしまっています。
それもさみしいことですが、どうせ晴れの日を祝うなら、家族で祝う、
少しずらして仲のいい友達とその家族みんなで祝う…そんな風にした方がいいんじゃないかなぁと、
思い切り「密」になってるニュース画面を見ながら、そう考えていました。
今回はとくにコロナということで変則的になりましたし、結果的に「中止」になって、
振袖が着られなかった人も多数いたと思います。でももともとが二十歳になったお祝いなのだから、
その日じゃなくてもいいんじゃないかなと。
50年前、自分の時は、式典そのものが固くて、今のように有名人がくるわけじゃなし、
ひたすら「〇〇様よりご挨拶」ばっかりで、退屈だ…と聞いていたので…
はい、私は行きませんでした。当時は記念品が出ましたが、それをもらえないことも「別に?」でした。
なので、振袖着て友人たちと集まり、お茶したり横浜散策したりで楽しかったです。
自治体の開催する「成人式」も、それはそれで心を込めて企画しているのですから、
ダメだとはいいませんが、今回の横浜のように「苦情、反対が多かったから」とリモートを撤回し、
8回に分けてまでやるのは、どうなんだろう…と首をかしげました。
全部税金で行われるのですからねぇ、余計にそう思いましたよ。
ちなみに、それをお決めになった市長さんは、前日から「帯状疱疹」で入院中です。
すったもんだの成人式、そればかりでなく、日常のあらゆることが「コロナ」をベースに
考えなければなりません。一日も早く、安心したいですね。
今年の成人の方、お気の毒でしたけれど、歳を取ったら「私たちのときってね」と、
マスクの記念写真も含めて、懐かしく思い出すことができるようになるといいですね。
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