2001年のことですから、日本で言えば今年は犠牲になられた方たちの17回忌、ということになります。
最近は「悲惨な場面をあまり放映しない」ということなのか、あの時の信じられない光景は、
写真などでしか見ることがありません。
それでも、翌日からの様々な報道で知ったビルから人が落ちる映像など、今でも忘れることができません。
今朝の新聞で、現場でみつかったカケラのような遺骨でも、当時はできなかったDNA鑑定が進み、
鑑定で新たにわかる場合があるそうです。そのときはとたとえカケラであっても遺族の元に届けられているのだとか。
テロではないけれど、東北震災でも、まだ行方不明のままの方がおられます。
日本の習慣として、棺に納め、荼毘に付し、白く小さな遺骨になったものをお墓に納める…
とてもつらく悲しいことではあるけれど、その一つ一つが、遺された人たちの心の整理や区切りになっていきます。
いなくなったというだけで、それも理不尽な形で、もう亡くなったのだとわかっていても、
髪の毛一本もみることのできない遺族の気持ちは、どれだけ頼りないことかと思います。
思えばかの大戦で戦死したたくさんの方たちも、遺骨も遺髪もなく、石ころ一つが箱に入っていた…と言うことが
当たり前に行われていたわけです。
人災であれ天災であれ、家族を亡くすことはたとえようのない悲しみです。
避けられるものなら全力で避ける、人災なら方法はあるはずなのだと思うわけです。
あの後の世界は…まぁ政治的なことをあれこれ言うつもりはありませんが、
「テロ」が珍しくなくなり、それまでは海外旅行もキナ臭い地域は避ければ…だったものが、
今やパリだのスペインだのと、観光客が当たり前に行くところで起きています。
日本はまだ大きな被害はありませんから、どうしても対岸の火事、という気持ちになりがちですが、
本当のところ、わかったもんじゃありません。正直なところ、東京オリンピックの時が気になります。
そんな昨今、アメリカとてつもなく大きな台風がきたり、豪雨が続いたり、日本は今年は関東のみ「夏」ナシ。
黒潮の蛇行で、今冬は雪が多いとか、やたらと地震が多いとか…。
ほんとにテロなんかやってる場合じゃないだろに。
今年の重大ニュースを選ぶのに困る、しかもいいニュースは探さないとない…こんな今、
地球が怒ってる、神仏もお怒り…と思う私です。
あのテロとその後のテロの犠牲者に、合掌。
まるで、映画?というような映像が目の前に流れ、
一瞬何が起きたのか分からなかったです。
あの時本当にかわいい赤ちゃんだった娘も、
今や憎まれ口しかきかない反抗期。。5歳くらいからずっとですが( ゚Д゚)
それでも、こうして家族そろって年月を重ねられるってことが幸せですね。
合掌
ほんとに映画を見ているようでした。
主人が海外でしたから会社から渡航禁止令が出たりでたいへんでした。
身近に被害を受けた人はいませんでしたけれど、
ヒトゴトとは思えない、とんでもない事件でしたね。
何もないことが一番いい…と、つくづく思いますね。