チョコレート

毎年ではないのですが…今年は間にあったので贈りましたら、
クリスマスプレゼントにと、シルクのミニスカーフとチョコレートが…。
私の大好きな「メリー」のチョコレートです。
クリスマスバージョンですね。ツリーや星の形のチョコレート、
これを書いてる今、既に３個はおなかの中です…。

そしてネコちゃんの写真を送ってきてくれました。
大阪の大都会の真ん中に住んでいる彼女は、大のネコ好き。
近所がみんなマンションやビルになって「庭」というものが少なくなったため、
のらちゃんが、みんな集まるようです。
関わったネコちゃんは、必ず病院へ連れて行き、家猫とのらは分けて…。
常時６匹くらいが訪問するようです。
こちらが家猫の古株さんだそうです。まんま「しろちゃん」。


　　　　　　　


彼女は高校のときの同級生ですが、大阪在住、若いころからの腰椎の病気で、
手術もしましたが、いまや杖が必要です。そのほかにも指がうまく動かないとか、
いろいろほんとに体のあちこちに病気のある人なのですが、
生花を生きがいとして、今でも作品を出し続けています。
こちらが今回、一緒に贈ってきてくださった作品の写真です。






両方に使われている、黒くて細いとげとげした枝は、
枯らした「からたち」に色を塗ったものだそうです。
私はいけばなもお茶も素養がありませんので、
いつも彼女の生花の写真を見ると、ああこういうふうにするといいんだ…とか
こんなものも素材として使えるんだ…とか、発見があります。

手術する前は、２０分おきにしゃがみこみながらも、
ヒルトンホテルのロビーとかで、グループ作品などに挑戦していました。
手術のおかげで激しい痛みはなくなったものの、杖が必要になったとのこと。
さすがにもう大きなものはムリ、とのことでグループも抜けたようですが、
結婚前からもう４０年も続けているその努力には、アタマが下がります。

以前、まだ彼女がそれほどひどくなかったころに、友人を連れて大阪にゆき、
彼女に会って、私の夢だった「中之島東洋陶器美術館」に行きました。
アコガレの「油滴天目」をみたあと、あれこれ陶磁器を眺めて回りました。
薄茶色のお皿のような感じの花卉の前で、ふと
「これだとどんな感じのお花をいけたらいいかなぁ」と友人と二人、
「赤系のお花をこうやってハッパをこーやって」と、
何もわからないまま、思いつくままに花の名前を出していました。
ちょっと遅れてきた彼女に「ねぇ、この花卉だったら…」とたずねたら、
「タイサンボク一輪、右側にかけて」…と即答。
私と友人はすごすごと後についたのでした。
長く培われたものというチカラは、すごいものですね。

彼女のご主人は、大阪のひとですが、若いころずっと東京だったので、
いずれはこちらで暮らしたいのだそうです。
長年お見舞いに通ったお姑さんが、先年なくなられたので、
数年内に、あちらを引き払って横浜に戻ってくるとか。
しかも彼女の実家も近所なんですよ。
何十年ぶりかで「Ⅿちゃん」「Kちゃん」と呼び合う友達が、
近くにもどってくるわけで、通院くらいならクルマで送迎してあげられるかなと
いまから考えています。
彼女はパソコンをやりませんので、いつもいつも、
痛む手をさすりさすりの手書きの手紙です。
さっそく返事を書きました。

クリスマスまであと５日、どなた様のところにも、
優しいクリスマスがきますように。