ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

老い…おーい…

2012-04-04 17:45:34 | つれづれ

 

つれづれ雑記ばかり続いて、すみません。

 

昨日の春の嵐は、夜半にはお月様くっきり…で、風だけになりましたが、ほんとにひどいものでした。

今日はまだ、名残の風が少し吹いています。

北はこれからですから、それでなくともたいへんなのにと思っています。被害が少しでもありませんように。

 

さて、実家の方も、一応備えてはおきましたが心配で、さきほど行ってきました。

幸い何か飛んだり壊れたりもなく、植木もみな無事でした。

風を入れながら片付けておりましたら、おもしろいものを見つけました。

それがトップ写真です。大事にセロファンに入っておりました。

何かの本のページをコピーしたものです。

アップしてみましょう。下の数字がページのようです。

       

        

 

 

これを読みながら、笑ったりうなずいたり…自分の親を当てはめてみたり、

私の年代では「いやこれはまだまだ」と思ったり「もう今から…そうだよね」と思ったり。

全てにそうだそうだと、うなずくことはできませんが、ギクリとすることも…。

 

昔は、舅姑が同居の家も多かったし、ご近所さんのおじいちゃんおばあちゃんとも、

よく話したりしていましたし、当たり前に「年寄り」、あっ「高齢者」が身近にいました。

なんとなく「付き合い方」といいますか、子供なりに感じたり考えたりしていたものです。

そして「おじいちゃんおばあちゃん」というだけで、なんとなく「大事にする対象」とか

「尊敬する対象」とか、まぁ大げさに言えば、そういう感覚がありました。

特に母なんかは、自分が娘のころに「戦争があった」ということで、

それに行って闘った人、土地に残って家を支え乗り越えた人…という目線があったのだと思います。

確かにそうなんですよね。

話をしていても「ちょっと○○さんちのおばあちゃんに聞いてみたら」なんていう「知恵袋」として、

頼りにしていた部分もありました。

今の時代、年寄りはただ単に「年取った人」いう感じもあって、不遇だなぁとも思います。

もちろん、それぞれの家庭や家族間では大切にされていたり、愛されていたりするわけですが、

たまに外に出ると、手持ち無沙汰のようすで駅前のベンチなどでぼーっと座っている高齢者が結構います。

居場所も行き場所もないのだろうか…と思うと、なんだか切なくなります。

 

この「老人の心得??」を見ていて、これに書かれていることは別段家族と一緒に暮らしていても、

必要なことだったり、そうしたほうがいいことだったりだとは思いますが、

読みながら、どうしても「独居老人」を思い浮かべてしまったこと、その現実が寂しいです。

昔の「年をとったら、あとは家族の中で楽隠居」が、一番いいとは思いませんが、

年寄りをターゲットに詐欺を働くバカがいたり、引ったくりにあって命を落とす最悪の事態を招いたり、

そんな世知辛い世の中、シャンと生きなきゃ…と、思ってしまいました。

 

一番ギクッとしたこと、

「よく捨てること」「死ぬまでにものを減らして死ぬこと」…きっついわぁ…。 


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
できたら苦労しませんわ(^▽^;) (えみこ)
2012-04-04 19:07:56
笑ったり、うなってみたり。
きっとこれを書かれた方は、もうすこし
老境にゆとりがあった世代かもしれません。
とんぼさんのお父様とは、おはずかしいほどの
「リハビリ」の開始からしばし経過した我が親。
さいわい、いい院長先生にめぐりあえて
「しゃべりなさい!なんでもいい!聞くから!」と
強要?…ところが、変化したんですね。
すごいものです。リハビリそのものは、制限もあって、ゆっくりながら
表情、感受性がどんどん伸びしろが出てきました。
きっと、院長先生なら「本読む暇があったら、外へ出て、誰かと話しなさい!」とか言われそう、とほほえんでしまいました。
ほんとうに大切な言葉は4世紀で語り尽くされているとはいえ、耳というか目が痛いです。
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Unknown (陽花)
2012-04-04 20:15:38
うちも娘たちに物が多すぎると言われ、
なかなか捨てられない性分の私は、自分では
思い切れないから娘に手伝ってもらい、ゴミ袋
5個分処分です。1週間いる間にあれこれ手伝って
くれて随分スッキリしました。
読んでいて耳の痛い事ばかりですわ。
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Unknown (たま)
2012-04-05 01:27:14
なんだか高齢者だけに当てはめるものじゃない気がしましたわ。子供以外は気にした方がいいような。。。
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Unknown (ゆん)
2012-04-05 08:56:16
草木の相手ばかりしていると早く惚ける…っていうのは抗議したいです(笑)きっと人と会話しろという話なんでしょうけれど、言葉なきものを慈しむ気持ちって、ものすごく刺激的だと思います。

…モノを増やさない!!って今から気にして入るんですけど、本や着物って、繁殖してるんじゃないかと思うほど増えます!困ります…(人のせいみたいに!)。
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頷ける人 (akkomam)
2012-04-05 17:02:16
この文章を読みながら、一つでも違うと
思う方はまだその時期になっていないと
思う人か、もう実践している人かの
どちらかですね。

私は実践している人の年齢に入って
いますが、断捨離はお付き合いとか、
物を少なくすることばかりでなく、
新しく加えることの場所を精神にも
作る!ことを恐れないということも
入っているように思えます。

なんでも少なく、狭くするばかりで
老いていくのが老いていくものに
課せられているとは思えず、
無駄をなくしながら、より豊かに
暮らす算段をなさいよ!!と
言われているようです。

読みながら、頷きながら、
身辺をきれいにしながら、
おおいに生きることを楽しみたいと
思っていますが、年寄りの冷や水に
聞こえるかしら?
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Unknown (とんぼ)
2012-04-05 21:21:40
えみこ様

ちょっと古いもののようです。
老人の一人暮らしが目立ってきたころのではないかと。

親御さん、いいお医師に出会われてよかったですね。
人間の可能性ってすごいものだと思います。
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Unknown (とんぼ)
2012-04-05 21:24:12
陽花様

捨てなさい、と言ってくれる人がいないので、
(逆に「もったいない、捨てるの?」ですもん)
ちっとも片付きませんが、父の退院が近いのを機に、
少しここで時間をすごすこともできるようにと、
先日来、ゴミ袋一杯出してます。
なんでこんなにモノがあるんだろ。
それも骨董的価値とか、皆無のものばかりが…。
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Unknown (とんぼ)
2012-04-05 21:26:53
たま様

ちょっとギクッっていうの、ありますよね。
「外へ出たら緊張していること」…。
よくケッつまずいたりぶつかったりするし~。
母によく「ぼーっとしてんと、しゃっきりしぃな」と、
いわれていましたっけ。
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Unknown (とんぼ)
2012-04-05 21:29:52
ゆん様

この場合は、庭のかたすみで黙々と草取りしたり、
盆栽とだけしゃべったり…のタイプのことでしょう。
実際には、庭いじりや花の好きな人は、
それがきっかけで人と話すものですよ。
本は増える、なぜ、買うからでしょーが。
わかっちゃいるけど、アマゾンの中古、
やすいんだもーん。
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Unknown (とんぼ)
2012-04-05 21:35:12
akkomam様

ここに書いてあることは、いわば「きっかけ」といいますか、
「そうそう」ということと、「そこから考えて」ということもありますね。
年寄りの冷や水なんてとんでもない。
いつもステキな生き方なさっておられると、憧れています。
この「目次」はひとそれぞれ、きちんと自分の人生を考えていこうよ…と、
そういうことだと思っています。
母がこれに当てはまらないところもありましたし、
それで不幸ではありませんでしたしね。
楽しみながら老いたいものです。
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