写真は「とりあえずキット」と呼んでいるもの。ずっと以前に、この1代目のキットをご紹介しました。
そのときよりちょっと進化しています。ははは。
以前はもう少しマチが細い小さい袋でしたが、今度はちょっとマチが広い袋。
実はこれ、ヨーカドーでみつけた袋で、デザインの中に「TEMIYAGE」って書いてあるんです。
デパートやお店の包装紙でないものでも、ちょっと「手みやげ」に持っていけるバッグですね。
コレがまぁなんとピッタリの大きさ、ということでこれを使っています。
となりの「マジックリン」の瓶は大きさ比較です。手近なところにあったもんで…。
さて、この中身は…といいますと、こんな感じ。
ラジオの下のコードは、電気が使える場合のラジオ用コード。
右下のグレーのものは大きめ手提げ袋とその下は大きめポリ袋。
このキットは、昼間は息子のいるマットのそば、夜は私の枕元といいますか、ベッドの横に置いています。
スリッパは、よく「はだしで歩いてケガをする」といいますので、その予防。
本当は靴を置ければいいのですが、スペースと、自分の動線を考えるとちと難しい…。
それで、スリッパをとりあえず…これ、実はホテルのアメニティのスリッパです。
厚みはさほどありませんから、とりあえず靴を置いたところまでささっと動けるように。
ラジオは「テレビ放送」が入るもの。全局入ります。(BSは×)テレビニュースを聴き慣れていると、
NHKのテレビニュースが一番聴きやすいです。
バッテリーとあるのは、ラジオついてて、ハンドル回すとそれでラジオが聴けます。ライトもついてます。
今回「しまった」と思ったのは、一番下の青くて小さいもの。ケータイ用の手回しバッテリーです。
前のガラケーでは使えたのですが、スマホではジャックが合いませんでした。ジャックのみ、探さないと…。
回しても大して長い時間は使えませんが、たとえば「とりあえずの無事」とか「SOS」とか、
「どこそこにいる」とか、それくらいなら話せます。がんばって回せばけっこう話せそう。
笛はつまりホイッスル、ここにいます、を知らせるものですね。
こまかいことを書き加えるならば、ラジオとバッテリーの下の白い紙、「取説」です。
毎日使っていないものは、小さいことで「これ、どうするんだっけ」がありますから。
それと、電池がおいてありますが、これは予備のもの。
元々電池で動くものは、入れておくのが一番ですが、長いことそのままだと減ってしまいます。
それでまず、すぐ使うための電池はそれぞれの機器にマスキングテープで貼り付けました。
これで「単1だっけ、単2だっけ」がありません。
地震はいつくるかわかりませんが、台風は予測できますから、きそうなときはランタンとラジオは電池入れておきます。
無事すぎたらまた出して貼り付けておく…。
バッグの中は(ピンボケですみません)「下にラジオや充電器」、段ボールをカットした「フタ」兼「しきり台」をいれ、
上にランタン、軍手など。スリッパは横にすべりこませてあります。
全部セットしたのがトップ写真です。
こんなことしかできませんが、これをいつでも手の届くところに置いておくだけで、ちょっと安心感が増します。
我が家は今回、とんでもない風でもなんとかやり過ごせましたが、友人宅は相模川まで徒歩5分のところ。
障害のある娘さんがいるので避難所にはいかれず、自宅2階で夜を明かしました。
台風そのものは真夜中過ぎにはもうおさまりましたが、川はそれからがタイヘンです。
相模川も、持ちこたえられないときは上流のダムを緊急放流するということになってました。
時間は、最初夕方、それから少しずつズレたのですが、ついに夜10時半ごろに放流開始。
堤防のそばというわけではないので、家ごと流されることはないと思いましたが、1階は浸水するかもしれません。
朝になるのを待ってメールしたら「危険な時間は過ぎたそうで、無事です」と。ほっとしました。
それでもほかにも、多摩川の土手近くにも恩師が住んでいたり、友人がいたり…。
朝になっての「氾濫」ニュースの連続に、体がかたまりました。
このごろ天気予報といえば「何十年に一度」とか「今まで経験したことのない○○」とか、「史上最強の」とか、
そんな言葉をよく聴くようになりました。すでに、これから先は、もうそれが当たり前になっていく気がします。
備えるほうも進化しなければならないのかも知れません。
今回の台風は風がすごく、毎度心配している我が家のカーポートの屋根。
今回もなんとか持ちこたえてくれましたが、朝になって、たっぷり飛んできた葉っぱや小枝を掃除しながら
ちょっと先のお宅を見たら…我が家より少し細めの同じカタチのカーポートの柱が、1本斜めにかしいでいました。
あわててウチのカーポートの柱を、もう一度確かめましたわ。
我が家の屋根の上には、いまだにもう用のないアンテナが立っています。今回も無事でしたけれど、
車がひっくり返るような風、次も大丈夫とは限りません。すぐにはムリでも、台風のシーズン・オフに、
ひとつずつ、少しずつ、より安心できるようにしていかないと、と思ったことでした。
今回は30名もの方が犠牲になってしまいました。
まずはご冥福をいのるばかりですが、いまだ避難所におられるかた、命は助かっても、
すでに家がないか、使い物にならない方、台風はあっというまに過ぎ去っても、
これから長い時間をかけて、普通の暮らしに戻さねばなりません。
今年もあと3ヵ月半、あっという間です。すこしでも落ち着いた年末を迎えられますようにと祈ります。
国会の赤じゅうたん踏んでるおえらいさまがた、プレミアムつき商品券なんてアホなモノ作ってないで、
危機管理と災害の後の支援、さっさとしっかりしてください。
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