みなさんはいかがですか?
昔っから「香水」というものに興味がなくて、ほとんど買ったことがありませんでした。
どちらかと言うと、自分が香らせるより香りの中にいたいほう…なのでしょう。
「お香」は大好きで、よく使っています。
トップ写真は、その「お香の買い置き」…。
お香はイメージの世界ですから、パッケージを見て名前が気に入ったりして、
説明を読んで…たぶんこんな香り…がハズレたりする…。
それでもまぁ、クサくてイヤだ、というのはありませんからね。
頂き物もありまして…「桜」のお香をいただいたので、
もう少し経ったら…と楽しみにしています。
お香には「お香たて」…いやなくたってナントカなるけれど、やっぱ灰皿じゃねぇ。
というわけで、大小取り混ぜてあるのですが、
先日、気に入っていた「お香たて」のお皿部分を割ってしまいました。もぉぉ~~。
こちらです。月の砂漠のイメージで、下もボディと同じ色のお皿でした。
仕方ないので、別の小皿タイプの香立てで代用しています。
下のお皿はこちら「とんぼ」でーす。
乗っているのは「月」と言う名前のお香なんですが…
別に「宇宙空間」にいる気分にはなりまへんなぁ。
ふるさとに帰ったかぐや姫の気分ってことで…(よけいややこしい!)
「香水」のお話しのつもりが「お香」のハナシになっちゃいましたね。
えーとでは「香り」について…なんてたいへんなので、まぁお香ってことで。
日本でのお香といえば「平安貴族のお香の焚き染め」を思い出します。
最初十二単にお香を焚き染める…と聞いて「燻製」かい、と思ったのですが、
こりゃ大間違い。お香はまず炭を熾して灰をかぶせ、その上に「香」を置きます。
あたためて香りをたたせるんですね。
このお道具を「火取」といいます。えぇと、まず「火入れ」、これは「煙草盆」と同じで、
要するに小さい火鉢みたいなもの、ここで炭を熾すわけです。
で、この火入れにカパッとはまる感じで上に乗せる網があります。
この形がですねぇ、あのおみそしるを作る時に使う「みそこし」、あんな感じ。
ミもフタもない例えですみません。ほかに底の深いざるみたいな形のもあります。
要するに直接火種や香に触れないようにの道具ですね。
これをかぶせてワンセット、これが「火取」。
で、この火取のまわりに更に「伏せ籠(ふせご)」という、大きな籠とか、
竹や木で組んだ柵のようなものを置いて、その上に着物をかぶせる…、
ということになります。
お香についての日本語にも、とてもステキなものがあります。
「追い風用意」…これは香を焚き染めた着物を着て歩くと、
通り過ぎた後にもほのかに香りが残る…
これは後年匂い袋を懐などに潜ませたりすることも言われました。
また部屋の中などで香をたいて直接部屋に香らせることは「空薫(そらだき)」、
昔我が家の「空薫」は蚊取り線香専門でしたなぁ…?!
「香り」の材料、道具、などの歴史をたどればエジプトまでさかのぼります。
ただ、中近東、ヨーロッパでは「お香」というより、まず「香料」として珍重され、
薫香ではなく、体に塗るとか漬けるとか…。
医療的な(これは実際虫除けや、癒しに今も使われていますね)目的や、
宗教的な目的など、あぁエジプトのミイラなんかは香料たっぷりですね。
やがてヨーロッパに広まりましたが、いわゆる「化粧」の一端としての「香り」は、
入浴の習慣が確立されていなかったための「体臭消し」だったりしました。ははは。
まぁ元々日本は、体臭が薄いと言われていますし、入浴やトイレといったことも、
ヨーロッパよりうまく機能していましたから、雅に香りを楽しむ状況にあった、
ということでもあるんでしょうねぇ。
さて、香水のハナシがあちこち飛んで、あげくちっともまとまってないんですが、
最初はこれのご紹介、のつもりで書き始めたんでした。「練香」です。
「水琴」という名前も気に入って…。
私は匂い袋専門だったんですが、ほとんど持ち物に入れることが多いので、
「追い風」どころか「すきま風?」、で、以前京都に行ったとき、
「練香」を買ってきました。ところが若いお嬢さん向きで、ちと香りが甘い…。
花は好きですが、香水系の「花の香り」は、あんまりすきなのがありません。
それで使わずじまいでしたが、これを見つけまして…。
いやーこればっかりは、説明読んでも実際使ってみないことには…なのですが、
思い切って購入…結構すっきり系で気に入りました。
お店はいつもの「和敬静寂」さん、ほかにもいろいろあります。
香水などは脈打つところにつけるといいますが、要するに温度が高いと香るからですね。
練香も基本同じですが、クリーム状なので、私は着物がすれる手首にはつけません。
匂い袋は袂に入れたり、帯の間に挟んだりしますが、
香水とは香り方か違うので、一度身近な人に確かめるといいですね。
乗り物やエレベーターで、その人が乗ってきたとたんに「モワァ~」っという感じで
香水とか、お化粧品がにおうことがあります。あれ苦手なんです。
香りはほのかに漂うくらいがいい…と思っています。
20代のころなんですが、京都に行ったとき、どこだったかお店の前を歩いていたら、
白髪頭をきちんと結って、着物に紺だったかの前垂れをつけたおばあちゃんがいました。
もう場所もその人の顔も覚えていないのですが、
たしかお店の前を掃き掃除していたんだったと思います。
すれ違った時に、ほわーんと白檀系の匂いがしまして、思わず「いいなぁ!」と。
母は、10年くらい前から、人が来るときは玄関でお香を焚いてました。
「オッシャレー」と言ったら「年寄りしか住まへんウチは、年寄りの匂いがするしな」と、
そんなことを言いました。
私にとっては単純に「実家の匂い」ですが、お客様にとっては、そうなのかもしれません。
香りって、おもてなしでもあるんですね。
我が家は…えぇどーせ煙草と古着のにおいですー。(お香焚けってば…)
昔っから「香水」というものに興味がなくて、ほとんど買ったことがありませんでした。
どちらかと言うと、自分が香らせるより香りの中にいたいほう…なのでしょう。
「お香」は大好きで、よく使っています。
トップ写真は、その「お香の買い置き」…。
お香はイメージの世界ですから、パッケージを見て名前が気に入ったりして、
説明を読んで…たぶんこんな香り…がハズレたりする…。
それでもまぁ、クサくてイヤだ、というのはありませんからね。
頂き物もありまして…「桜」のお香をいただいたので、
もう少し経ったら…と楽しみにしています。
お香には「お香たて」…いやなくたってナントカなるけれど、やっぱ灰皿じゃねぇ。
というわけで、大小取り混ぜてあるのですが、
先日、気に入っていた「お香たて」のお皿部分を割ってしまいました。もぉぉ~~。
こちらです。月の砂漠のイメージで、下もボディと同じ色のお皿でした。
仕方ないので、別の小皿タイプの香立てで代用しています。
下のお皿はこちら「とんぼ」でーす。
乗っているのは「月」と言う名前のお香なんですが…
別に「宇宙空間」にいる気分にはなりまへんなぁ。
ふるさとに帰ったかぐや姫の気分ってことで…(よけいややこしい!)
「香水」のお話しのつもりが「お香」のハナシになっちゃいましたね。
えーとでは「香り」について…なんてたいへんなので、まぁお香ってことで。
日本でのお香といえば「平安貴族のお香の焚き染め」を思い出します。
最初十二単にお香を焚き染める…と聞いて「燻製」かい、と思ったのですが、
こりゃ大間違い。お香はまず炭を熾して灰をかぶせ、その上に「香」を置きます。
あたためて香りをたたせるんですね。
このお道具を「火取」といいます。えぇと、まず「火入れ」、これは「煙草盆」と同じで、
要するに小さい火鉢みたいなもの、ここで炭を熾すわけです。
で、この火入れにカパッとはまる感じで上に乗せる網があります。
この形がですねぇ、あのおみそしるを作る時に使う「みそこし」、あんな感じ。
ミもフタもない例えですみません。ほかに底の深いざるみたいな形のもあります。
要するに直接火種や香に触れないようにの道具ですね。
これをかぶせてワンセット、これが「火取」。
で、この火取のまわりに更に「伏せ籠(ふせご)」という、大きな籠とか、
竹や木で組んだ柵のようなものを置いて、その上に着物をかぶせる…、
ということになります。
お香についての日本語にも、とてもステキなものがあります。
「追い風用意」…これは香を焚き染めた着物を着て歩くと、
通り過ぎた後にもほのかに香りが残る…
これは後年匂い袋を懐などに潜ませたりすることも言われました。
また部屋の中などで香をたいて直接部屋に香らせることは「空薫(そらだき)」、
昔我が家の「空薫」は蚊取り線香専門でしたなぁ…?!
「香り」の材料、道具、などの歴史をたどればエジプトまでさかのぼります。
ただ、中近東、ヨーロッパでは「お香」というより、まず「香料」として珍重され、
薫香ではなく、体に塗るとか漬けるとか…。
医療的な(これは実際虫除けや、癒しに今も使われていますね)目的や、
宗教的な目的など、あぁエジプトのミイラなんかは香料たっぷりですね。
やがてヨーロッパに広まりましたが、いわゆる「化粧」の一端としての「香り」は、
入浴の習慣が確立されていなかったための「体臭消し」だったりしました。ははは。
まぁ元々日本は、体臭が薄いと言われていますし、入浴やトイレといったことも、
ヨーロッパよりうまく機能していましたから、雅に香りを楽しむ状況にあった、
ということでもあるんでしょうねぇ。
さて、香水のハナシがあちこち飛んで、あげくちっともまとまってないんですが、
最初はこれのご紹介、のつもりで書き始めたんでした。「練香」です。
「水琴」という名前も気に入って…。
私は匂い袋専門だったんですが、ほとんど持ち物に入れることが多いので、
「追い風」どころか「すきま風?」、で、以前京都に行ったとき、
「練香」を買ってきました。ところが若いお嬢さん向きで、ちと香りが甘い…。
花は好きですが、香水系の「花の香り」は、あんまりすきなのがありません。
それで使わずじまいでしたが、これを見つけまして…。
いやーこればっかりは、説明読んでも実際使ってみないことには…なのですが、
思い切って購入…結構すっきり系で気に入りました。
お店はいつもの「和敬静寂」さん、ほかにもいろいろあります。
香水などは脈打つところにつけるといいますが、要するに温度が高いと香るからですね。
練香も基本同じですが、クリーム状なので、私は着物がすれる手首にはつけません。
匂い袋は袂に入れたり、帯の間に挟んだりしますが、
香水とは香り方か違うので、一度身近な人に確かめるといいですね。
乗り物やエレベーターで、その人が乗ってきたとたんに「モワァ~」っという感じで
香水とか、お化粧品がにおうことがあります。あれ苦手なんです。
香りはほのかに漂うくらいがいい…と思っています。
20代のころなんですが、京都に行ったとき、どこだったかお店の前を歩いていたら、
白髪頭をきちんと結って、着物に紺だったかの前垂れをつけたおばあちゃんがいました。
もう場所もその人の顔も覚えていないのですが、
たしかお店の前を掃き掃除していたんだったと思います。
すれ違った時に、ほわーんと白檀系の匂いがしまして、思わず「いいなぁ!」と。
母は、10年くらい前から、人が来るときは玄関でお香を焚いてました。
「オッシャレー」と言ったら「年寄りしか住まへんウチは、年寄りの匂いがするしな」と、
そんなことを言いました。
私にとっては単純に「実家の匂い」ですが、お客様にとっては、そうなのかもしれません。
香りって、おもてなしでもあるんですね。
我が家は…えぇどーせ煙草と古着のにおいですー。(お香焚けってば…)
『水琴』ですか…。なんだかさわやかで潔いイメージです。
私もお香派なんですが、昔、とある男性の車に乗ったら、「お前、ばあちゃんと同じにおいがする…。」と
べっつに好きな人でもなかったからいいんだけど!でも。なんか言い方ないのかッ!!
さくらの練香も たまにつけます。甘すぎなくっていいですよ^^
…我が家は動物臭いかも…
その代わり家も空薫、お仏壇の
お線香のにおいですわ。
月の砂漠のお香立おしゃれですね。
のしめ柄の蓋もすてきです。
だいたい二本出しています。
呼吸器をいためてからはヒザ下に一度だけ。晴天の日で頭痛があまりしない時だけに決めています。
すわったときだけかすかに香るくらいが周囲の負担になりません^^
着るものもそれくらい気を使えと言われます。
その節はありがとうございました。
確か、有吉佐和子さんの『香華』という本に、主人公の母親が香りを焚き染める場面があったかと思います。
もわんと香りのこもる部屋に伏せ籠にかぶせられ拡げられた何枚もの着物。
映画のワンシーンのようでとても印象に残っています。
(10年以上前に読んで本も手元にないので、間違えていたらごめんなさい。)
ふっと香る香水の臭いに昔の恋人を思い出す・・・なんて歌がありましたっけ。
嗅覚は原始的な感覚なんだそうです。
上手に使えば一瞬でこんなにイメージの膨らむアイテムはないと思うのですが、何事も「過ぎたるは~」なんですね。
甘さの弱い香りです。さっぱり系?
「ばぁちゃんのにおい」…
なんとなく「おばぁちゃんスメル」の
イメージはできますが…なにそれ、ですね。
さくらの香り、おふろの入浴剤があったので
今それに入ってます。
でも、はいっているうちになれちゃって、
すぐわかんなくなっちゃうのよね。
海外土産の、ナンタラいう有名な香水も、
一滴も使わないまま〇十年…です。
使い慣れていないと、いまさら使うのも
ちょっと不安ですし…。
仏壇のお線香って、けっこうにおいますよね。
以前もらい物のお線香、どこのなんだか、
ひどく臭くて、窓全開で扇風機かけました。
しばらくにおっていましたよ。
においってけっこう気になるものですよね。
束ねのしの箱は、20代でもらったもの
相変わらず物持ちいいですー。
季節ごとなんて、オシャレですねぇ。
体調の悪いときって、なんでもない匂いでも
気になりますね。
普段は、トイレにも芳香剤をおきませんが、
たまに気が向いておいて見て、
「ぁ、やめときゃよかった」があります。
匂い・香りってデリケートなものですね。
こちらこそ、お世話になりました。
匂いってフシギですよね。
とんでもないところで、ふっと流れてきた匂いが、
なんだかすごく懐かしかったりして…。
あとになって、昔のお菓子屋さんの匂い…とか
小学校の教室の匂い…とか思い出したりして。
原始的な感覚、言われてみればですね。
最近は古着の匂いとナフタリンの匂いに
まみれていますー。