お箸のハナシなのに、なんで扇子?
実はお箸です。
母にもらったもので、お客様用漆塗りのものです。
これの竹製のものもありまして、夏のお客様には竹製のものをお出ししていました。
ただのおそうめんに漬物であっても、お客様は「あら涼しげねぇ」と、喜んでくださいました。
さて、お箸のお取替えの話し。
食器乾燥機の網目にひっかけたら先が折れちゃいまして。
なにしろ一人ですからねぇ、多少塗りがはげていようと、かまわず使っていたわけです。
しげしげ見ると「くたびれてるわ」。
こんなことならお正月から替えればよかったのですが、やること遅い!
新しいのはこんなのです。寅年なのでトラさんがついてます。
母がずいぶん前にプレゼントしてくれたものです。
主人と息子、それぞれの干支がついているものも一緒にもらったのですが、
当時は主人が海外でしたから、今まで使わずに忘れておりました。今日からこれにします。
さて、お箸のことですが、まぁ歴史については今回省略しまして、使いやすい長さのお話しです。
基本的に自分の利き手の人差し指と親指を90度にひらいて「L」のカタチにします。
この人差し指と親指のテッペンを結んだ長さ、これを1.5倍した長さがベスト。
たとえば16センチだったら、16×1.5で24センチがベスト、ということですね。
この長さ、お箸やさんでは「一咫半(ひとあたはん)」といいます。
元々は中国から来た計り方、単位だそうですが、この「咫」と言う字、検索してもなかなかでません。
でもどっかで見たことある?たとえば日本サッカーのシンボルマーク「ヤタガラス」の「ヤタ」は「八咫」、
日本神話の「やたのかがみ」も「八咫鏡」、なんかすごい大きさの鏡って気がしますしたが、
これは円周のことだそうです。なるほどね。
実は私、手がとても小さいです。以前デパートだったかでこの長さを教えてもらい、
その場で計ったら大人サイズの一番小さいサイズ、20センチがいいですよといわれました。
今、改めて計ってみましたら、やっぱり?14.5センチ…ベストは21.75センチ。
実際にはこどもサイズ卒業してからは、ずっと20センチくらいできましたから、
あっているのですけれど、実はお弁当箱についているような短いの、
あれ、けっこう私は使いやすいんです。やっぱり手が小さいんですね。
そのため困ること、菜ばしがとっても使いづらいのです。
菜ばしって、取り分けとか揚げ物などで手を鍋から遠ざけるために使いますね。
私の場合、あまりに長すぎて、使いづらく、かえって危ないこともあります。
なので使い古した普通のお箸を菜ばし代わりに使っています。揚げ物なんかたいへんですー。
標準的に男性は23~24センチくらい、女性は21~23センチくらい。
お箸はだいたい22センチとか24センチとか、そういうサイズで販売されています。
もちろん、使い勝手は個人差がありますから、習慣で長いほうがいいとか、細いほうがいいとか、
好みに合わせて選べばいいわけですが、この「ちょうどいい長さ」というのは、
実は使っているときの「見栄え」、つまり美しさにも関係してくるのですと。
さすが日本!
長さは考えてこともなかったのですが(太さは太いものが好みじゃないので細いものを選ぶようにしてきたのですが)娘の手がとても小さくて普通の長さのお箸は使いづらいと言われて短いものを探すようになりました。これがナカナカ見つからない。
手作りサイトでようやく見つけてこのところソコの物を使っていますが20cmに少し欠けるようです。
確かに菜箸は困りますねえ~
私も細身が好きです。
手が小さいと、手袋もどれも合わないし、意外と困ることがあります。
菜ばしはほんと、振り回して使ってるみたいなアリサマです。