オリンピックもいよいよ、今夜…ではなく、明日の早朝ですが、閉会式となりました。
なんだか終わると思うとはやいものです。
番狂わせやら、意外な展開やら、メダルの数ではなく、ほんとに楽しめたと思います。
男子マラソンは、入賞しちゃったし…??
で、インタビューなんですが、なんと言いますか…別にオリンピツクに限らずですが、
何で日本人ってつまんないことしか、聞かないのでしょう。
日本人って、インタビューは、するのもされるのもヘタですねぇ。
あの震災の直後に雪が降ったとき、雪の中呆然とたたずむ被災者に
レポーターが「雪降って寒くないですか」と聞いたとき、アタマ沸騰しそうになりました。
まあオリンピックでは、それほどのこともありませんでしたし、
それが、勝ったとかメダル取ったとかだと、取ったほうも興奮しているでしょうし、
うれしい、ありがとう、皆さんのおかげです…が続いても、そりゃそうだよね、よかったね…と、思います。
それに、今の日本は「震災」のことがありますから、ふるさとのため、復興の応援、
そういう気持ちが前に出るのは、よくわかりますから。
でもねぇ…負けた人とか、ちょっとふがいない、男泣きしてる…そういうのって、
本人が一番よくわかっているだろうし、何を聞いてくれとも思いませんわ。
義務のようにマイクを向けて、ありきたりのことしか聞けない…。
「こういう答えを引き出すように」しか、ないんですかね。決められてるのかしらん。
何でも、帰国後の民放での番組で、メダリストを呼んで…みたいなことがあったそうですが、
ずいぶんつまらないことを聞いて、その場がシーンとしたとか。
メダリストを呼ぶのもよくやりますけれど、あっちでもこっちでも、同じようなことしか聞かない。
確かに、ああいう立場の人たちは、所属している会社の広告塔だったり、
自身のやっているスポーツのアピールとか、CM契約しているための顔出しとか…
そういうモロモロの理由もあるでしょうから、そういう番組に出るのは仕方ないことなのかもですが、
局側の企画として、そのスポーツもしらないような女性タレントが「わぁ」とか「きゃあ」とかいいながら
つまらないことをいったり聞いたりすると、なんだかかわいそうになってしまいます。
あの、参加最高齢者、乗馬の法華津氏が試合後に、外国の女性のインタビューを受けていました。
あの方は英語ができますので、ご自身でお答えになってましたから、出ていたのは字幕スーパー。
私は英語がわかりませんし「訳」が出ているわけですから、ほんとのところはわかりませんが、
質問は「ブラジル(次回開催地ですね)でも、あなたにお会いできますか?」
答えは「私を連れて行ってくれる馬がみつかれば」。
ぴったり息があい、技術もある馬を探すのが大変なのだそうです。
局によって「連れて行ってくれる馬がいないと」とか「探さないと」になっていましたが、
質問は「次回も参加しますか」より、ずっとスマートだし、答えも「もう年ですからねぇ」よりずっと素敵です。
まだおわったばかりなのに「次回五輪は…」と聞く。おなじことなのに、言いようでずいぶん雰囲気が違います。
また日本で、もうこれで最後かも…の人が「お会いしたいですね。コーチかもだけど」なんて答えたら
即座に「○○選手、コーチ転向か!」なんて出るでしょうね。日本のマスコミの姿勢も問われるところだと思います。
こういうところのセンスって、日本はまだまだだなぁとおもいます。
まぁ答えるほうは、それでなくとも競技しにいってるわけで、しゃれた答えの準備までできてなくても、
そりゃかまいませんが、聞くほうは聞くプロでしょう。そういうところ、もう少しなんとかなりませんかね。
文句ついでにもうひとつ、今日の男子マラソン、アナウンサーが、
最初「一人旅」していた「ウィルソン・キプサング・キプロティチ」、ずーっとこの長い名前をフル・ネームで言う…。
あたしまで覚えちまった。実は優勝したほうは国は違うけど、同姓の「スティーブン・キプロティチ」
長いほうは、ずっと先頭でしたし、一人旅なんだから「ウィルソン」か「ケニヤ・キプロティチ」でいいでしょうが。
途中でウガンダの「キプロ」さんが追いついてでてきちゃったら、こちらは「ウガンダのキプロティチ」としかいわない。
本人も混乱したとは思いますけどね。ある種の失礼さってあると思います。
テレビも最近はほとんどビデオ撮りですから、全体に生放送に弱くなったな…というのは、
どの番組でも感じていることです。こっちは生放送が当たり前時代のテレビで育ってますからね。
しかし、こういう名前のことなんかは、当然下調べもできるわけだし、ちょっと準備不足。
プロって何…と思ったしだいです。あーー終わる前だったのに、文句ばっかし言っちゃった。
さー、早く寝て、閉会式みるぞー。今度は日本選手、途中で退出させないでねぇ、イギリスの係員さん。
たまに「今回のレースはああで、こうでしたね、うれしいでしょう。今のお気持ちは?」…なんてのがいて、
今、アンタが全部言っちゃったよ…みたいな。
リポートとインタビューの区別もつかないのかと、あきれます。
震災などの被害者にマイクを向けるときは、特に聞くことと聞き方に、
もっと勉強が必要だと思います。
聞かなくてもわかるようなことばかりですもの。
最近のインタビューを聞いていると時々どうして、そんなことを聞くの?というか、もう少し違う聞き方があるでしょうと思うこと多々です。
聞く方はプロですからもっと勉強してほしいなあと思います。
震災の時は特にそう思いましたねえ~~
答えるほうは、雄弁な方も、口の思い方もいらっしゃるのですから、
聞くほうは、その対処からして、考えてほしいものです。
「今のお気持ちは?」が、一番愚問です。金メダル取ったら
うれしいしかないでしょうに。
勉強不足ですねぇ。
分かり切った事を・・とか思う事を
聞いている事が多いですね。
スマートに聞いてシャレで返すのを
聞くとスゴイ上手と思いますけどね。