本日のお客様
イケてる(メイビー)インド人
最近お店がやたら忙しいので、ババ~トレス・ティモコ、ちょっと疲れています。
他所のお店では、中の人(作る人)と外の人(持ってく人)がしっかり役割分担されてたりするけど、ティモコの所はとってもアバウト。
『手が空いてる人がやる』
ようするに、レジも接客も厨房も、全部やれ、このやろーってことなんです。
そんなに大きいお店じゃないので、まあ仕方がないのです。
で、アイスコーヒー作ってたら「ホット・カフェオレ、ワンで~す」ってオーダーが。
ウチのカフェオレ、カップに半分牛乳注いで、半分コーヒー入れて、レンジでチン。
(アイス・カフェオレならグラスに氷入れて牛乳半分、アイスコーヒー半分、マドラーでグールグル)
パンダ・ピータンでも作れます。
でも他にもオーダー山盛りだったので、うっかり温め過ぎてしまい、あっちっちーに。
オーダーを取ってきたKさんに「ごめん、熱いから気をつけてって、一言添えてもらっていい?
」と頼みました。
万が一お客様が、ぐいっと一気にイッてしまったら大変なことになりますからね。
もちろん、お客様は神様
ですので、こんなフレンドリーに言ったりはしません。
『こちらのカフェオレは大変熱くなっております』とかなんとか言わなきゃいけません。
するとKさん、カフェオレの乗ったトレーを持ったまま一瞬固まり
おもむろにそれを私に押し付けてきたのです。
「やだ。ティモコさん、お願い」
はへ?
「外人さん…
」
えええ~~~

ご存知のように(?)ティモコは海外行きたい、海外行きた~い
って四六時中言ってるくせに、英語も何語も話せません。
そして、Kさんも話せません。
ていうか、ウチのスタッフ、全員話せません。
なのに、この店、結構外国人のお客様がいらっしゃいます。

オフィスビル内なので、取引先の…とかなんとかでしょうか。
当然いつもトレー押し付け合いバトルになります。
しかし、今回は完全に私のミス…
自分でケリをつけねばなりませぬ。
私はカフェオレを運びながら英語で何と言ったらいいのかと考えました。
して、示された席を見たらば…
OH!インド人アルヨ!ナマステ~~~!!
聞いたわけじゃないので違ったかもしれませんが、まあそちら系の方です。
漆黒の髪、褐色の肌に映える白いワイシャツ、センスのいいネクタイ、金ぴかの腕時計。
彼はノートパソコンを広げ、携帯電話で誰かと話しておりました。
いかにもエリー――トなインド人(?)男性です。
しかもなっかなかのイケメンです
私はゴクッと唾を飲み込み、彼に、いや席に近づきました。
インド語って何語?ヒンディー語?タミル語?ベンガル語?
『ナマステ』しか知らないよう


彼は完全に英語ではない言葉で話し続けています。
私はとりあえずパソコンの横にカフェオレをそっと置き、日本語で「お待たせいたしました」と言いました。
彼はちらっとこっちを見て、軽く会釈なされました。
そしてまた目線をパソコン画面に移し、携帯に向かって「







~]と言っています。
どうしよう…
この状況で、さらに言葉の壁…
でも、でも、
このカフェオレは恐ろしく熱いの!やけどしちゃうかもなの!!
私はお客様の安全を第一に考え(だったら冷まして持ってけよ
てか作り直せ…
)
カフェオレのカップをビシッと指差し、無理やり会話に割り込みました
「べりーはっと!!!」
彼は振り向きました。ついでに周囲のお客様も振り向きました。
インド系ビジネスマンの彼は、にっこりと白い歯を見せて笑い、爽やかにこう返答されました。
「わかりました。気を付けますね。(日本語)」



最近お店がやたら忙しいので、ババ~トレス・ティモコ、ちょっと疲れています。
他所のお店では、中の人(作る人)と外の人(持ってく人)がしっかり役割分担されてたりするけど、ティモコの所はとってもアバウト。
『手が空いてる人がやる』
ようするに、レジも接客も厨房も、全部やれ、このやろーってことなんです。
そんなに大きいお店じゃないので、まあ仕方がないのです。
で、アイスコーヒー作ってたら「ホット・カフェオレ、ワンで~す」ってオーダーが。
ウチのカフェオレ、カップに半分牛乳注いで、半分コーヒー入れて、レンジでチン。
(アイス・カフェオレならグラスに氷入れて牛乳半分、アイスコーヒー半分、マドラーでグールグル)
パンダ・ピータンでも作れます。

でも他にもオーダー山盛りだったので、うっかり温め過ぎてしまい、あっちっちーに。
オーダーを取ってきたKさんに「ごめん、熱いから気をつけてって、一言添えてもらっていい?

万が一お客様が、ぐいっと一気にイッてしまったら大変なことになりますからね。
もちろん、お客様は神様

『こちらのカフェオレは大変熱くなっております』とかなんとか言わなきゃいけません。
するとKさん、カフェオレの乗ったトレーを持ったまま一瞬固まり

「やだ。ティモコさん、お願い」
はへ?
「外人さん…

えええ~~~


ご存知のように(?)ティモコは海外行きたい、海外行きた~い

そして、Kさんも話せません。
ていうか、ウチのスタッフ、全員話せません。
なのに、この店、結構外国人のお客様がいらっしゃいます。


オフィスビル内なので、取引先の…とかなんとかでしょうか。
当然いつもトレー押し付け合いバトルになります。

しかし、今回は完全に私のミス…
自分でケリをつけねばなりませぬ。
私はカフェオレを運びながら英語で何と言ったらいいのかと考えました。
して、示された席を見たらば…
OH!インド人アルヨ!ナマステ~~~!!

聞いたわけじゃないので違ったかもしれませんが、まあそちら系の方です。
漆黒の髪、褐色の肌に映える白いワイシャツ、センスのいいネクタイ、金ぴかの腕時計。
彼はノートパソコンを広げ、携帯電話で誰かと話しておりました。
いかにもエリー――トなインド人(?)男性です。
しかもなっかなかのイケメンです

私はゴクッと唾を飲み込み、彼に、いや席に近づきました。
インド語って何語?ヒンディー語?タミル語?ベンガル語?
『ナマステ』しか知らないよう



彼は完全に英語ではない言葉で話し続けています。
私はとりあえずパソコンの横にカフェオレをそっと置き、日本語で「お待たせいたしました」と言いました。
彼はちらっとこっちを見て、軽く会釈なされました。
そしてまた目線をパソコン画面に移し、携帯に向かって「









どうしよう…
この状況で、さらに言葉の壁…
でも、でも、
このカフェオレは恐ろしく熱いの!やけどしちゃうかもなの!!
私はお客様の安全を第一に考え(だったら冷まして持ってけよ


カフェオレのカップをビシッと指差し、無理やり会話に割り込みました

「べりーはっと!!!」
彼は振り向きました。ついでに周囲のお客様も振り向きました。
インド系ビジネスマンの彼は、にっこりと白い歯を見せて笑い、爽やかにこう返答されました。
「わかりました。気を付けますね。(日本語)」