アルバの第6弾では、サン・ドメニコ教会をご紹介します。
サン・ドメニコ教会は1292年末にサン・ドミニコ修道院により着工された原始ゴシック様式の教会です。
ファザードは4本の付け柱によって3つに分割され、中央のポータル部分には砂岩とレンガの切石の柱が交互に並んでいます。
内部は3廊式となっており、1600年の後半から1700年の初めにかけて10の側面礼拝堂が造られているようです。
教会は19世紀になると衰退がはじまり、先ずは修道院が廃止され取り壊されています。齟齬も後背が進んでいましたが、
1930年頃に修復の第一段階が行われ、後陣の修復が行われました。さらに側廊の礼拝堂修復。10の側面礼拝堂の閉鎖、
古いレベルへの床の復元、さらにいくつかのフレスコ画、特に右後陣の聖母子像の修復が行われています。この時、後陣と鐘楼に
寄りかかっていた最近の建物のいくつかは取り壊されたとのことです。その後も1975年から現在に至るまで修復が続けられている
ようです。
内部には14世紀から15世紀のフレスコ画が残っており、その中には「アレクサンドリアの聖カタリナの物語」、「サンセバスティアーノ
の殉教」、「慈悲の聖母」、「Sant'AntonioAbateの物語」等が含まれています。
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