トラーパニの第6弾では、トラーパニの旧市街の西端に突き出す岬の突端に建つリニーの塔と、トラーパニの街の南、海岸沿いに広がる
ヌビアの村の塩田の中に建つヌビア塩博物館をご紹介します。
リニーの塔は17世紀後半、スペインのシチリア統治時代にシチリア王国のクロード・ラモラル総督の命令によって、イスラム教徒の
バーバリア海賊から街を守るために建てられました。現在の塔は1979年に復元されたもので、1983年からは先史時代の展示物と海洋考古学
室を有する市民博物館となっています。岩の上に建つ塔の周囲は細い通路となっており、四方の海の素晴らしい展望が楽しめます。南側には
コロンバイア島とそこに立つカステル・ド・マール(トッレ・ペリアーデ)を見ることも出来ます。
ヌビアの現在塩田自然保護区となっているサリーナ(塩田)に建つ塩博物館は、17 世紀のクルカシ サリーナに設置され、付属の風車による動力で
製塩を行っていました。内部には当時のオリジナルな製塩器具や写真が飾られています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます