トリノの第12弾では、若干間が空いてしまいましたが第11弾に引き続きエジプト博物館の様子をご紹介します。
1824年に創設されたトリノのエジプト博物館は、収集物を33,000点を所蔵、6,500点ほどを展示している世界屈指の規模で、
エジプトのカイロ博物館に次いで世界第2位のエジプト関連の博物館となっています。
これら膨大なコレクションは、1630年に初めてトリノに持ち込まれたイシス神殿の為に作られた「Mensa Isiaca」という
エジプト様式の祭壇を起点に、これに刺激された当時のサルディーニャ王国のカルロ・えまにゅえーれ3世が1753年にエジプトに派遣した
ヴィタリアーノ・ドナティが収集した300点以上の古代の文物や、ナポレオン・ボナパルトのエジプト遠征・美術収集に同行していた
ベルナルディーノ・ドロヴェッティから当時のサヴォイ王が購入した5,268点がその骨格となっています。
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