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2010年 元旦撮影 神戸市須磨区 綱敷 (つなしき) 天満宮
元旦の昨日。
近所の綱敷天満宮は、初詣客で大賑わいでした。
長い行列を作って、参拝の順番を待つ人たちの胸元あたりには、
上空の青空以上に清清しいものが溢れていました。
わたしたち家族は、参拝の列には並ばず、
境内に溢れる祝賀と希望の空気をご馳走になりました。
こちらの天満宮には、つい先日も家族で伺ったばかりです。
この地への新参のご挨拶に伺わせていただきました。
その時にも同じような感覚を覚えたのですが、
こじんまりした敷地内のそこかしこに清楚な空気が溢れており、
呼吸のたびに、胸の奥がさらに奥の方へと広がっていきます。
天地を通して、ここの敷地の上空だけ
スポット的に晴れ渡っているような感覚さえ覚えます。
木々たちも元気よく、ウェルカムでとてもフレンドリー。
須磨海岸に続く、わたしの好きな場所になりそうです。
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2010年 元旦の須磨浜
人生は積み重ねが大事、とよくいわれますが
時と場合によっては、その積み重ねてきたものが、
手かせ足かせとなって、人を苦しめることがあります。
また、大切に積み重ねているつもりが、
いつのまにかマンネリ化してしまい、
ただ単に繰り返しているだけということもあるでしょう。
元旦を前に、多くの人が意識的に立ち止まります。
そこで自分の現状やこれまで積み重ねてきたものと向き合い、
何を置いていき、何を持っていくのかを見極めます。
そして元旦を境に、これまでとこれからをキッパリと分かち、
人はまた何度目かの、新しい一巡へと乗り出していきます。
だからこそ元旦には、世界じゅうで初々しい空気が生まれます。
初々しい空気が生まれるから元旦、ということではありません。
言い換えれば、人の意識が、元旦にふさわしい空気を
創り出しているということです。
もっといえば、自分にとっての ”元旦” は
暦上の日付に関わらず、あるいは新月満月に関わらず、
いつでも設定できる、ということです。
あなたの ”元旦” は、やってきましたか?
もしまだでしたら、いま少し意識的に立ち止まり、
あなた自身の元旦を迎えてみませんか。