風天道人の詩歌、歴史を酒の肴に

短歌や俳句の鑑賞を楽しみ、歴史上のエピソード等を楽しみます。
比べて面白い 比べて響き合う 比べて新しい発見がある

民族とは 個人とは アンネの日記読みながら

2013年08月06日 | 日記

私が「アンネの日記」を読んだのは、十六歳の夏だった。

何を読んだら良いのか分からなかった私は、当時、書店等でもてはやされていた同書を読むことにした。

十六歳の読後の感想は、「チャーミングで頭がよくて、ちょっとおしゃまっぽい普通の女の子の日記じゃん。」というものだった。

その普通の女の子がと民族浄化の犠牲者となっているという事実を重ね合わせて、民族間の憎しみやいがみ合いについて考えるほど大人ではなかった。

遠い記憶だが、ナチスの党員(だったと思う。)が、アンネの家に押し掛けてきた時の状況描写は鮮明だ。太っちょのその党員はユダヤ人であるフランクリン家へ押し掛けてきたのだが、壁に立て掛けてあった陸軍大佐の制服(アンネの父親は、第一次世界大戦で、ドイツ軍の大佐として戦った。)憎むべきユダヤ人と尊敬すべき大佐が同一人物であつことが理解不能となり、父親の顔と制服を交互に見比べ困惑しているばかりだったということ書いていた。

アンネの筆には、ナチス党員を滑稽がると同時に言外に父親への尊敬の眼差しが感じられた。この一文だけで、私はアンネが好きになった。世界中にフアンは数多いるんだろうけどね。

読書嫌いだった私が、この年に読んだのは、この一冊だけだった。


韓国はパクリ大好き国歌まで

2013年08月05日 | 日記

昨日、各国の国歌を調べたんだけど、韓国の国歌には正直、驚いた。

 

韓国国歌(一番のみ)

東海(日本海をさす)が乾き果て、白頭山が磨り減る時まで(=永遠にありえないことのたとえ) 神のお護りくださる我が国、万歳(=万年永久に)

 

翻訳は、アジアへのアクセス情報に拠ります。

http://access-a.net/korea/travel/anthem.html

 

君が代の「君」を「国土」にしただけのパクリじゃないか。

そして、日本海を東海と呼ばせたいのも国歌が原因じゃあないかと思ってしまった。

 

だけど、ネットでちょっと調べたら、韓国国歌の作詞者も作曲者も親日家だったと云う事実を知り、複雑な気分になりました。

歌詞をパクリだと表現しましたが、日本を愛している人が書いたのであれば、”本歌取り”だと表現したいのに、日本を恨むことで国民感情のベクトルを合わせている状況では、そう呼ぶことを心のどこかが拒んでしまいます。

 

三十年以上前のことですが、『恨の文化論』って読んだことがあります。

朝鮮での喧嘩は、相手をののしり合う口喧嘩が延々と続き、殴り合いまで発展するケースはまれだとか(記憶が正しければ。)

その時は、「へえそうなんだ。弱腰なのか平和的なのか分かんないや。」と思っただけですが、韓国は日本へ口喧嘩を仕掛けたら、思いもよらぬ”謝罪と賠償”を手にしてしまったために、この麻薬から足を抜くことができなくなり、反日国家へと爆走してしまったのではないでしょうか。

 

日本人は堪忍袋を持っていてかなり我慢します。(そこら辺が外国人には、日本人を理解しにくいようです。チャーチルも嘆いていました。)

あまり、口喧嘩は好きではありません。

堪忍袋の緒が切れりゃあ、喧嘩か無視(村八分等)する民族ですよ。

もう、賠償はないでしょう。

 


君が代は千代田区千代田一ノ一

2013年08月04日 | 日記

アメリカ、フランス、ドイツ、中国 世界の国歌をネットで調べてみた。

世界の国歌は、勇壮(血生臭い)ものが多い。

まあ、確かに。革命や戦争で勝ち取った祖国だからね。

そこへ行くと、「君が代」は穏やかでユニークな歌詞だよね。

イギリスの国歌は、王室を寿いだ内容だったけれど(ネットで調べてね)

「君が代」のようなユーモアはなかった。

 

 君が代は千代に八千代に細(さざ)れ石の巌(いわお)となりて苔のむすまで

 

天皇(スメラミコト)の世が千年も万年も続くことを願って止みません。

小さく砕けた小石が大きな岩となり苔が生えてしまうまで。

・・・苔むした岩が風雪により段々と小さくなってくもんやろが(とツッコム)

 

「君が代」の”君”は特定の人を指すのではないといった意見をネットで見かけますが、日本の国の象徴は誰なのか聞いてみたいもんだなあ。

このブログを目にされた(他生の縁がある方)には、和辻哲郎さんの『日本倫理思想史』 岩波文庫 全4 の熟読をお勧めします。