くまきち

山と旅と家族が大事。
でも激しい物欲が理性と財布のタガを飛ばす
最近は自転車も乗ってる

仕事。

2008-10-09 23:11:45 | 雑記
 朝、久しぶりに元の部署関係の連絡が入った。

 これまでもいくらかの問い合わせとかはあったけど、今日は別の先輩から。


 3年くらい前に作ったシステムのバグだったが、環境がなくなってるため、デバッグ等の対応ができない、なんとか出来ないかという話。
 幸い、環境(仮想マシン)はまだ消してなかったので、DVD-Rに焼いて届けた。

 バグそのものはそれで対応できたようで良かった。



 その先輩との会話の中で、そっちは楽しいか? 残された方は大変だぞ、といった言葉があった。





 しばらくの間、仕事が手に付かなくなってしまった。

 罪悪感につぶされそうになった。
 仕事を放り出して別の部署に行ったのだから。 尻ぬぐいは他の誰かがやる羽目になったのだ。


 異動は、希望を出したわけではない。
 会社からの提案だった。


 でも、やっぱり結果はそういうことだ。





 話を聞いてくれたり、一緒に酒を飲んだり、分かってくれる人たちがいたのは間違いないけど、最後の方には結局ひとりで片付けないといけなかった。
 支援がないだけならまだいい。
 あちこちから責められた。
 話を聞いてくれる先輩はいたから、その時は救われるけど、みんな部署はバラバラにされて、結局ひとりずつ頑張らないといけなくなった。
 さらによめさんが入院し、子供たちはふたりとも幼かった。

 独りで仕事して、片付かなくて、お客さんからクレームが来ると、営業やら何やらも一緒になって急げと責め立てる。 寝ずにやっても足りなかった。 子供たちを寝かせてから徹夜を重ねた。

 死ぬほどの限界とは思わなかったが、自分の思考がまともじゃなくなる瞬間を何度も感じるようになり、休む意外に助かる道はないと思い、休んだ。

 いくら言っても人員は増えなかったし、他の人にも勉強する余裕はなく、皆同じような境遇だと思った。
 誰も恨んでなんかいない。
 このまま続ければ、順番に倒れていくだけだ。


 休んで半年くらいで具合は充分に良くなってきたと思ったが、結局1年かかった。




 自分だけが逃げた気がするのは、続くんだと思う。
 元の部署にはしばらく近付きたくない。

 罪悪感ばかり。