薄雲りです
今朝の西日本新聞朝刊に以下のような記事が載っていました。
福岡県久留米市は、陸上自衛隊久留米駐屯地(同市国分町)西側の市道に沿って並ぶクスノキなどの大木24本について、道路拡張工事のために来年1月から15本を伐採し、残る9本を別の場所に移植することを決めた。市民の一部からは「戦前から久留米の歴史を見守ってきた並木」として保存を求める声が出ていた。
駐屯地の敷地に沿って走る市道には、クスノキ21本、イチョウ3本が並木を形成している。いずれも旧日本陸軍の拠点があったころに植えられたもので、推定樹齢は約110年。大きいものは高さが約17メートル、幹回りは約4メートルあるという。
しかし、市中心部の東側を半円を描くように走る都市計画道路「東合川野伏間線」(6・5キロ)の整備の一環で、市道の拡張工事計画が浮上。それに伴い、並木も撤去されることになり、住民の一部から「市民のほか、この地を踏んだ軍人や自衛隊員の思いも深い。保存してほしい」との声が上がっていた。
市は「クスノキなどは貴重な大木で、緑化推進のためにも極力残したい」として昨年12月、学識者や樹木医、地元住民でつくる「移植に関する検討委員会」を設置。調査した結果、7月に24本のうち9本を「移植可能」と判断。8本は駐屯地北側約500メートルの東合川野伏間線沿いに、1本は駐屯地内に移すことにした。移植は来年1~2月の予定。
残る15本については樹木の状態が悪く、移植が難しいため、伐採して木工品の材料として活用を検討する。敷地内に並木がある久留米駐屯地の永田伸二司令は「大クスは永年、駐屯地と地域のシンボル的な存在であったことから、移植・保存されることを大変うれしく思う」とのコメントを出した。
=2012/09/04付 西日本新聞朝刊=
小さい時から慣れ親しんできた木がなくなるのは寂しい気もするが
すべての木が切られるわけではないので少しほっとした気持ちです。
自衛隊は地域の方々へ年に2,3回解放して、自由に出入りすることができます。
小学生の頃、自衛隊の夏祭りに行くのが、夜遊びができる嬉しさと共に楽しみにしていたことを思い出します。
そういえば以前、自衛隊の敷地に食い込んで1軒だけ民家が建っていました。
同級生の家だったので何度か遊びに行ったことがありますが
いつのまにか無くなって、自衛隊の敷地になっていました。
久留米市、国分町は戦前から軍隊と結びついた土地です。
国分商店街も軍隊、自衛隊と共に発展してきた商店街です。
今では昔の面影はありませんが、飲食店の多さは他の街以上だと思います。
自衛隊相手の飲食店が結構多くあり、それなりに賑わっています。
ただ、味付けが自衛隊員相手のせいかかなり濃い目です。
若い隊員に合わせた味付けになっています。
一般の人にはちょっときついかもしれません。
東合川―野伏間線は自衛隊正門と商店街を引き離す形で通ります。
2年後、道路の開通いよって町がどう変わっていくのか想像がつきません。
国分の街がもっと賑わう町になればと願います。