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都立高校 募集定員の多いのはここ

都立高校の募集定員は、毎年10月に発表される。
その年の中学生数の増減により、都立高校のクラス数も増減されるのだ。

2020年度入試の定員はまだ発表されていない。
今回は、今春の募集定員についてお伝えする。来年度学校選びの参考にされたい。

◆生徒を選べる学校
2019年入試を行う都立186校のうち、300名以上の募集をするのは20校。
すべて普通科であり、単位制高校は新宿と墨田川の2校のみである。
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募集定員の多いこの20校は倍率の高いところが多い。つまり入学希望者を選別できる立場にある高校である。
20校の平均応募倍率は
男子1.75倍 女子1.71倍

都立全体の応募倍率平均は1.5倍程度なので、これらの学校は倍率が格段に高いことがわかる。
定員は多いが、それを上回る受験者が集まるのだ。
倍率が出ないような高校は、定員が絞られるようになる。

イマイチ応募倍率が低い葛飾野、小松川、高島は、それぞれ23区の端に位置していることが大きな原因だろう。
以前の記事の通り、小松川はもっと人気があってもおかしくない。
高島は都営三田線というマイナー路線の終点1つ前が最寄駅。北は荒川、西は埼玉という立地が大きなマイナスなのは間違いない。
なお、もっとも埼玉県に近い都立高校は光丘高校だろう。
校舎のウラが埼玉県和光市である。

学校名が青背景になっているのは、2次募集を行った高校。
日比谷、桜町ともに倍率は出ている。つまり辞退者が多かったことによる2次募集実施だ。
一般的に「2次募集=定員割れの不人気校」というイメージを持たれるかもしれない。例えば大森、光丘がそれにあたる。
そういう高校もあるのだが都立高校の入試制度上、入学辞退者が出たからといって追加合格を出すことはできない。
入学手続き者が1名でも定員を下回ったら、2次募集をすることになっている。

特に日比谷高校での2次募集は大きな話題になった。
一方、桜町高校はまったく話題にならなかった

◆日比谷の定員は増やせる?
例えば埼玉県立トップの浦和高校は定員360名。浦和第一女子も360名と多い。
神奈川の横浜翠嵐高校も定員360名だ。

日比谷も定員360名は不可能ではないはず。
1クラス増、それで日比谷の生徒の質が落ちるとも思えない。
日比谷高校はRというクラス表記をしている。
1年4組なら「14R」という。


短絡的かもしれないが、大学受験の実績ではより期待できる数値がみられるだろう。
入りたいという生徒のニーズに応える。可能ではあるまいか。

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