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中学生にお薦めの小説 トップ5

[2021年月日 更新]
あけましておめでとうございます。
今年も都立高校受験をお考えの中学生とその保護者に有益な情報を提供していきます。

私はこのブログを運営することによって、自身の知識を増やし自分のもとに通ってくれている塾生の目標(≒志望校合格)を達成することを目指している。
その知識をおすそ分けすることにより、塾に行っていない受験生や残念な塾に通っている受験生の手助けになれば幸いだ。

◆中学生にお薦めの小説
塾では生徒に話すこともあるが、本が嫌いな中学生は本当に面白い本に出逢っていないだけだと思っている。
小さいころは絵本とか好きだったはずだ。
よって今回は、おりぐちが中学生にお薦めする小説5作品を紹介する。
楽しい小説だけ集めている。人生に役立つとかそういったことは期待してはいけない。読書は娯楽なのだから。

本屋さんでぱらっと読んでみて、「面白そう」と思ったら買えばいい。
本なんて好き嫌いがあって当然。全員にとって面白い本なんてそうそうない。
書評のようなものを書いてもいいのだが得意でないし、先入観なしで読んでみて欲しい。
すべて文庫本で買えるので、お年玉で充分だ。

◆死神の精度(伊坂幸太郎)
6つの短編からなる小説。
主人公は同じ死神ながら、それぞれまったく異なったストーリー。
私が20代のころ、読書の楽しさに再度気づかせてくれた作品。
続編「死神の浮力」はお薦めではない。

◆空中ブランコ(奥田英朗)
精神科医が主人公だが、ちょっとおかしな精神科医。
そこに患者(≒犠牲者)が迷い込んでくる5つの短編。
仲でも「義父のヅラ」がいちばんのお薦め。この話で笑わないはずがない。 

◆和菓子のアン(坂木司)
デパ地下の和菓子店が舞台。18歳の主人公が成長していく姿と和菓子ミステリーの調和がいい。

◆わたしのグランパ(筒井康隆)
今回の5冊の中でもっとも読書初心者向け。
中学生の女の子と刑務所帰りの祖父のお話。ページ数も少なくあっという間に読み終わる。文庫なのに安くないので、図書館で借りるといい。
私は札幌-東京間の飛行機の中で読み終わった。

◆燃えよ剣(司馬遼太郎)
すでにこの世にいない司馬遼太郎の名作。
私にとって悔しいことの一つが「もう司馬遼太郎の新たな小説を読めないこと」である。
読みやすい本ではないし、上下巻と話も長い。がそれを感じさせない。面白さが勝るから。
新選組副長の土方歳三の一生を描いた物語。話の内容自体はそこまで難しくはないが、読書慣れしていない人は苦労するかもしれない。
が、読了したあとの満足感は半端ない。「バラガキの歳」の生き様ふるえよう。

もし読み終えたら感想を聞かせてくれると嬉しい。
本当に面白い小説ってなかなか見つからない。これからは自分と趣味の似ている人にお薦めの本を教えてもらうといい。
先達はあらまほしき事なり 。

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