2月7日正午で、都立高校一般入試の出願を締め切った。
その応募数、倍率も公表されたので独自にまとめた。
このサイトでは23区内の普通科に特化している。
全体を見たい場合は、都の教育委員会のホームページをごらんいただきたい。
◆全日制の応募倍率は1.40倍
2017年度1.51倍、2018年度1.44倍よりダウンし続けている。
しかし23区内の中上位校は変わらず。下位校ばかりが下がっているのだ。
◆23区内の上位校は変わらず高倍率
今回、激戦になるであろう都立高校は以下6校だ。
日比谷、戸山は納得の高倍率だろう。
田園調布も前後期募集で定員が少ないので、倍率は高くなる。
鷺宮の女子がまたも高い。向丘と双璧を成す、代表的なお買い損高校なのに。
◆多摩地区は倍率が低い
多摩から23区の高校に行きたい(=都会の方がいい)という受験生は多い。
「学校帰りに渋谷や原宿に寄れる」なんて考えているのだろう。
でも23区に住んでいて、多摩のイナカに行きたいという子はまずいない。
倍率1.90倍以上になった高校がたった2校しかない。
なお23区内(旧1~6学区)は17校。
ただし、普通科以外(農業高校や多摩科学技術高校など)なら、「そこでしか学べないこと」もあるので多少はいる。
「どこでもいいから都立」と考えているなら、多摩がお薦め。
圧倒的に入りやすい。
◆自校作成校も都心が人気
次は自校作成校を見てみよう。
男子の倍率が高い順にソートした。赤い★は中高一貫校。バックが灰色は多摩地区の高校である。
単位制は除いている。
都心にある高校はやはり人気が高い。
山手線の内側である日比谷、戸山、青山は例年2倍超。
都内でもちょっとはずれにある西高校はそこまで高くならない。
女子の倍率が高い順にソートすると、
中高一貫校の不人気ぶりがよくわかるだろう。
大泉に入るのは、高校からの方が数倍易しいと言える。
中高一貫校の1学年の生徒数は、高入生(80名)よりも内部生(120名)の方が多い。
すでに3年間一緒に過ごしてきた集団の中に入るのをためらう女子は多いのだ。
男子はそういうことを、あまり気にしないみたいだがね。
◆倍率1.00倍未満は、下位校しかない
都立一般は1.00倍未満なら全員合格できる。
通知表オール1でも、5教科のテストで1ケタの得点であってもだ。
現時点では以下の10校。まぁアレな高校しかないのが分かるだろう。
前にも書いたが、この層の受験生は「どうせ授業料タダなら、面倒見のいい私立へ」と考えるようだ。
私立高校なら面倒見がよい、そういう思考は捨てたほうがいい。
面倒見のいい高校もあるが、そうでない高校もある。
ちゃんとした塾なら見分けている。
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