[2021年12月24日 更新]
高校受験生のキミへ。
いよいよ冬休み。
高校受験生にとっては勉強だけやってても許される貴重な2週間と言える。
家庭によっては、親の出勤中は弟妹の世話をしたり、家業の手伝いをしなければならないなんてケースもあるだろう。
(昔、寺の跡継ぎの生徒がいたが年末年始は大忙しだった)
そうでもなければ、家の手伝いをちょこっとするくらいだろう。1日の23時間以上は自分でコントロールできる。
睡眠、入浴、食事、排便それ以外の時間はすべて勉強に費やしても、きっと親から文句を言われないだろう。
自分のことだけやってても許される。これは幸せなことだと思え。
◆高校に行かせてもらえる幸せ
まず、無条件に高校に行かせてもらえるのは当たり前ではない。果報な身分であると自覚せよ。
高校は義務教育ではない。
キミの親は、キミの高校進学のカネを出す義務はない。もしカネを出してもらえるとしたら、それはありがたいことなんだよ。
その好意に報いるため、冬休みは日がな一日勉強することは当たり前。マナーだろうと私は思っている。
「勉強はしない。でも高校に行くカネは出せ」こんな理屈が通じると思うか?
私だったらびた一文も出さないね。テメェで働いて学費を稼げと。
中学生がカネを出せないのは百も承知。だったら態度で親に納得、理解してもらえよ。親が優しいからってそれに甘えてたら、社会に出て一瞬でそっぽ向かれるわ。
もちろん社会で皆に敬遠されようと、カネを稼ぐ才覚がキミにあるのなら別。好きにしたらいい。
よく「冬休みは1日どのくらいの時間、勉強したらいいですか」と聞いてくる残念な奴がいる。
答えは簡単。「限界までやれ。時間で言うなら16時間」
これを聞いて実行に移した子は1%くらいだ。ほとんどの子は冗談だと思って笑ってやがる。
私は授業で冗談を言うことはある。
「道管と篩管、2つ束ねて維管束。これ忘れてはイカンそく」とかだな。
だが、勉強の仕方や進路相談で冗談を言うことはない。
プロの言葉は重い。人生に関わることを冗談で済ますことは私にはできない。
さっきの16時間も本当だ。どのくらいがベストか分からないなら一回やってみろ。それで「16時間だと疲れが残るし、睡眠時間を確保できない。最大でも14時間だな」と気づければそれでいいんだよ。その1日はキミの一生にとって大切なものになる。
余談だが、私が「16時間」と言って本当に実行した子が少なくとも2人いる。
彼らが高校受験、大学受験でどうなったか教えておこう。
1人は進学重視型単位制高校から東工大に。もう一人は進学指導重点校から東京外語大に進んだ。
素直な奴は強い。他者の知恵や経験を吸収できるから。
さて今年は3人目が見られるかな。楽しみだ。
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