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新制服で倍率アップ!?<前編>

[2020年4月12日 更新]
◆倍率を上げたければ、制服をリニューアルせよ
何かで「制服をリニューアルした学校は、 女子の志望者に影響を与える 」という記述を見た記憶がある。
実際にそうなのか、過去の実倍率と比較してみた。
結論から言えば、「制服を新しくすれば、その年の実倍率は上がる」傾向がある。

◆長くは続かない? 
この表は、5年間の実倍率を並べたもの。
水色の背景の年から、制服が変わったことを意味している。


2020年度から新制服になるのが4校。
なんと男子は4校とも、前年度より倍率アップした。
特に豊島高校はすごい。ずっと1.4倍前後だった実倍率が突如1.80倍に。
願書差し替え前の倍率は2倍を超えていた。

女子は4校中で2校が倍率アップ。1校は変わらず、といっても全入が2年続いただけ。
今回の調査では唯一、武蔵村山高校だけ倍率が下降した。
リニューアル後、別にダサい制服とは思わないんだけどね。

では、制服リニューアルの翌年以降はどうか。
2018年に新制服となった府中西、八王子東を見てみよう。

残念ながら、翌年以降はリニュアルした年はもとより、その前年よりも倍率が下がっている。
府中西高校の女子のみ、ほぼ同倍率でとどまった程度だ。

では豊島高校や竹台高校は来年度、倍率が下がるのだろうか。
私の予想は「Yes」だ。

理由は2つ。
・今年があまりに倍率が高くなってしまったから。来年は敬遠され倍率は落ち着く。
・校舎改工事である。竹台は2021年6月、豊島は2021年10月完成であり、今年の中3は工事中の校舎しか見られない。

よって、2021年度の倍率は下がり、2022年度入試で再び上がる。
と予想している。

次回はさらに以前に制服リニューアルした都立高校の倍率推移を見ていく。
期待されたい。

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