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自校作成問題が出る都立高校はいくつ?

◆共通問題以外の入試は全部で16校
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2014年度から2017年度入試まで、進学指導重点校 (日比谷・西・国立・青山・立川・戸山・八王子東)、進学重視型単位制高校 (国分寺・新宿・墨田川)、併設型中高一貫教育校 (大泉・白鷗・富士・武蔵・両国)の3つのグループで、学力検査問題をそれぞれ共同作成していた。

問題作成する高校教師の負担を軽くしようという思惑だったが、まったくの裏目に出た。
各高校が「自分たちで問題は作成したい」と言い出したのである。

入試問題にはその学校が求める生徒像が反映されている。
グループで作成すれば、当然それが薄くなる。

よって2018年度から、各高校ごとで問題をつくる「自校作成問題」に戻ったのである。
日比谷高校はさぞ喜んだに違いない。

上記の表で背景が黄色い高校は、国語・数学・英語の自校作成問題を使っている。(国際高校は英語のみ自校作成問題)
は単位制の学校である。

背景が水色の高校はグループ作成を継続している。
なお併設型中高一貫校は、高校からの入学を段階的に停止する。
今の中学2年生以下は、富士高校と武蔵高校を受験することはできなくなる。

◆過去問題を研究せよ
残念ながら、純粋な自校作成問題は2018,2019年と2013年以前のものになる。
特に数学は各高校の色が入試問題に表れている。
平均点は年度によりまちまち。例えば日比谷高校の数学、過去5年間では
最高61.5点(2017年度)
最低44.7(2014年度)

数学において取るべき問題は毎回異なるが、捨てるべき問題はたいてい「各大問の最終問題」だ。
配点の高い記述問題で得点できるようにしよう。
また作図問題は他の自校作成校の問題も解いておくといい。共通問題とはレベルが違う。

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