今回は岩手県公会堂からお伝えします。(何を?)
岩手県公会堂(以下「公会堂」)は、昭和二年に皇太子殿下(つまり今の平成天皇)のご成婚記念に建てられた建物です。なんでこんな建物が建てられたかというと、用途は大きく4つ。
①県議会の議場として
②遊興のための施設(社交場)として
③天皇陛下の宿泊所として
④文化施設として
朝の連続テレビドラマ小説「どんどはれ」のロケ地でもあります。(画面映えしますもんね、この建物。)
↓袖には「平民宰相」原敬の銅像が。(なぜか盛岡では原敬は人気がある。ちなみに盛岡の人は「はらたかし」と呼ばず、「はらけい」と呼ぶ人もいる。)
さて、さっそく中に入ってみましょう。
本格的なレンガ造りの建物です。
中に入ると…
重厚感のある階段があります。
右手は事務所。中の部屋を会議などで使いたいときにはここに。時間があれば、中の案内もしてくれます。
建物の北半分は、ホール。コンサート会場になっています。用途の②ですね。
ただ、古いです。座っているとすぐにケツが痛くなりそう。
舞台袖の彫刻も見事。
床に歴史を感じさせます。本当に中はひんやりしています。夜はお化けでも出そう…。
ここで、まれにコンサートが行われることも。森山直太郎さんはここでやったそうです。
一階のある部屋。「球戯室」とは何の遊びかわかりますか?
そう!昔の「ビリヤード」のことです。今では台も撤去されていてただの会議室になっていますが…。
ドアの上のガラスも凝っています。ステンドグラスです。当時の贅を尽くして作ってあります。
そして、ここが大本営跡。「貴賓室」です。かつて天皇陛下(昭和天皇)が泊まった部屋です。ドアの木もかなりいいもの使っています。
中には赤じゅうたんが敷き詰められています。
片方の部屋はかつては和室だったそうです。
窓の付近も気品があります。外の眺めが楽しめます。
貴賓室の向かい側はかつての「浴室」
いまは給湯室ですが、ここ、全面タイルで…脱衣室はなかったのかな?
階段は天然の大理石。かなり金がかかっています。現代の金額に換算していくらくらいになるんだろう…?
アール(曲線)のかかった天井がおしゃれです。
この公会堂、2Fの左翼は議場に。右翼は大食堂になっており、楽師が正面で演奏するスペースもありました。パリのリッツホテルで修業したシェフが腕をふるっていました。(上流階級だなあ…つくづく。)
設計者は佐藤功一博士。早稲田大学の大隈講堂や日比谷公会堂も設計しています。どうりで、見たことがあると思った…。
そして、この中央の塔。展望塔なのですが、この中身はどうなっているのか?(普段は立ち入り禁止です。)
次回後編はこの展望塔の中身をお伝えします。
岩手県公会堂(以下「公会堂」)は、昭和二年に皇太子殿下(つまり今の平成天皇)のご成婚記念に建てられた建物です。なんでこんな建物が建てられたかというと、用途は大きく4つ。
①県議会の議場として
②遊興のための施設(社交場)として
③天皇陛下の宿泊所として
④文化施設として
朝の連続テレビドラマ小説「どんどはれ」のロケ地でもあります。(画面映えしますもんね、この建物。)
↓袖には「平民宰相」原敬の銅像が。(なぜか盛岡では原敬は人気がある。ちなみに盛岡の人は「はらたかし」と呼ばず、「はらけい」と呼ぶ人もいる。)
さて、さっそく中に入ってみましょう。
本格的なレンガ造りの建物です。
中に入ると…
重厚感のある階段があります。
右手は事務所。中の部屋を会議などで使いたいときにはここに。時間があれば、中の案内もしてくれます。
建物の北半分は、ホール。コンサート会場になっています。用途の②ですね。
ただ、古いです。座っているとすぐにケツが痛くなりそう。
舞台袖の彫刻も見事。
床に歴史を感じさせます。本当に中はひんやりしています。夜はお化けでも出そう…。
ここで、まれにコンサートが行われることも。森山直太郎さんはここでやったそうです。
一階のある部屋。「球戯室」とは何の遊びかわかりますか?
そう!昔の「ビリヤード」のことです。今では台も撤去されていてただの会議室になっていますが…。
ドアの上のガラスも凝っています。ステンドグラスです。当時の贅を尽くして作ってあります。
そして、ここが大本営跡。「貴賓室」です。かつて天皇陛下(昭和天皇)が泊まった部屋です。ドアの木もかなりいいもの使っています。
中には赤じゅうたんが敷き詰められています。
片方の部屋はかつては和室だったそうです。
窓の付近も気品があります。外の眺めが楽しめます。
貴賓室の向かい側はかつての「浴室」
いまは給湯室ですが、ここ、全面タイルで…脱衣室はなかったのかな?
階段は天然の大理石。かなり金がかかっています。現代の金額に換算していくらくらいになるんだろう…?
アール(曲線)のかかった天井がおしゃれです。
この公会堂、2Fの左翼は議場に。右翼は大食堂になっており、楽師が正面で演奏するスペースもありました。パリのリッツホテルで修業したシェフが腕をふるっていました。(上流階級だなあ…つくづく。)
設計者は佐藤功一博士。早稲田大学の大隈講堂や日比谷公会堂も設計しています。どうりで、見たことがあると思った…。
そして、この中央の塔。展望塔なのですが、この中身はどうなっているのか?(普段は立ち入り禁止です。)
次回後編はこの展望塔の中身をお伝えします。
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