南部吟遊詩人の写真館

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ひよどりの給餌

2009年07月12日 21時29分59秒 | さまざまなる意匠(雑感・詩?)
(昨日の続き)
そんなわけで撮りました。
もちろん外で待ち構えても、親鳥は警戒しており、来るわけがないので
家の中から機会をうかがったわけです。
↓幸いなことに、家の中からもギリギリこの角度で見えます。

親鳥が巣の上の電線にとまって、「ギー、ギー」とか鳴きだすと、雛たちはそれがごはんの合図とわかるらしく、一斉に首を伸ばし始めます。小さな声でそれこそ「ピーピー」鳴きだすわけです。

親鳥は周囲を警戒しながら、巣に降り立ってきます。このときこちらが少しでも物音をたてたり、動いたりすると親鳥は近寄ってきません。こちらも息を殺します。

セミとかトンボとかバッタとか、そういう動物性たんぱく質を与えているようです。ヒヨドリって木の実を食べているところをよく見るので、虫も捕まえるとは意外でした。でも、体を作るヒナにとっては、動物性たんぱく質が大いに必要なのでしょう。

親鳥が去っても、ヒナたちはまだ頑張って口を開けています。この写真でわかるように、どうも4羽のヒナがいるようです。

すると、まもなく親鳥が次の餌をとってやってきました。早い、あまりに早すぎる。もしや、両親がいるのか…?さっきのは母親で今度は父親?(もしくはその逆か?)なんて思ってしまいます。

給餌(「きゅうじ」えさやりのこと)決定的な瞬間です。しかし、こういう映像毎回不思議だけど、親鳥はヒナののどの奥深く突っ込みすぎじゃないですかね?下手するとくちばしの先が当たって「うえっ」ってならないのかな~なんて気になります。当たったら本当、痛そう…

親鳥が去っても、しばらくヒナは口を開けています。

親鳥が去ったので、覗き込んでみると、ヒナはみんな爆睡!こちらが枝をどけて写真を撮っていることなど、まったく気づきません。
おそらく、食っちゃ寝、食っちゃ寝して体を作っているのでしょう。
う~ん、自然って本当に合理的だ…。

【注】ちなみに鳥は大変警戒心が強い動物ですので、子育て中の親鳥でも、巣の周辺が少しでも変わると、警戒して近づかなくなり、育児放棄をするといわれています。そのため、撮影には細心の注意を払い、枝の伐採などは一切行っておりません。現在も子育て続行中です。ご安心ください。

南部吟遊詩人は自然を大切にします。

親鳥も夜は巣にもどって巣の上でじっとしています。鳥は鳥目というくらいだから、夜は飛べないので、少しくらい近づいても飛び立ちません。目を凝らして見ると、巣の上にくちばしの形が見えて、親鳥がいるのがわかります。できれば、その図を撮りたいですが、外が雨なのと、三脚のセッティングに時間がかかってしまって、親鳥を驚かせてしまいますので、難しいかな~と思っています。

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