タイトル写真がブログの仕様でどうしても縦に表示できません。
スマホの人は写真をクリックして「もとのサイズで見る」で、
PCの人はトップに戻って、写真をクリックしていただけると、縦で見られると思います。
(その後、「戻る」でページに戻ってください)
ぜひ、縦で見てほしい写真なのです。ご面倒おかけして、すいません。m(_ _)m
まずは、湯野上温泉駅です。大内宿に行く途中に突然、茅葺屋根の駅舎が現れるので、驚きます。
実に風情がある。しかし、屋根の雑草は抜いたほうが…
駅舎の中はこんな感じ。旅愁があって、雰囲気抜群。自分が鉄オタだったら、絶対利用したい駅です。
ここでじっくり電車を待ってみたい。
駅の見学はこれくらいにして、この湯野上温泉駅から車で15分くらい、険しい山道を登ると、「大内宿」に到着です。
本当に人気のない山道を走るので、途中で「本当にこの道で合っているの?」と不安になります。
「なんで、こんなところが昔の街道だったのかな…?」と大いに疑問です。
大内宿に到着しました。
あれ?イメージと全然違う…。なんか賑わっている…。
っていうか駐車場、いっぱい過ぎる。かなり手前に車を止めなきゃいけません。交通誘導の警備員も多いです。
これじゃあ、まるで休日のイオンみたいな…。
む?案内板。
どうやら大内宿の案内図です。こうしてみると、かなり小さい宿場町だということがわかります。
とはいえ、全国的にみて、このくらいの規模の宿場町は普通のサイズだと思います。
しかし、個人名までもバッチリ載ってしまって…。プライバシーの方はいいんでしょうか…。
それはともかく、行ってみましょう。
入り口には環境保護の憲章があります。(詳細は省略します)
駐車場にたくさん車が止まっていることからもわかるように、結構、観光客でにぎわっているようです。
もちろん、道路は進入禁止。歩いてゆっくり観光できるわけです。いいことです。
早速、古民家発見。いい風情です。
古民家カフェ。いいじゃないですか。
ちょっと入ってみましょう。
中もいい感じ。
で、歩きながら、思ったのですが
なんか、お店多くない???
っていうか、ほとんどがお店?
土産物屋とか、なんかいい感じのお店になってますがな。
カフェも多いし。いや、おしゃれだねえ。っって、いや、スンゲー現代的じゃない??
確かに、古民家の魅力は残しているけど…、
陣屋も復元されて資料館になっているけど。
まあ、ほとんど、
お店か、食べ物屋かなんですよ。
どおりで、人が多いと思った。
お店やっていないのは、この家くらい。(出しちゃってごめんなさい)
あとは、
みんなお店。
なんか、勝手にもっとさびれた、ひなびた感じのたたずまいを想像していましたよ。
誰もいない農村を自分一人だけが歩くような…。
「コレジャナイ」感がある……?
いやいや、
歩いているうちに、こういうのも悪くないかなあ、と思ってきました。
もともとこの宿場町は「会津西街道」の宿としてほとんど人工的に藩によって作られました。
それが、江戸幕府が終わり、まったく利便性のない山中のこの土地は忘れ去られたように開発の波から取り残され、
明治、大正、昭和とアスファルトも引かれなかったわけです。
おそらく、電気が通ったのも日本で一番遅かった地域の一つでしょう。
新聞が届くにも数日かかった時代もあったかもしれません。
そんな中でも、人々はここで暮らし、人里としてのこの地を見捨てなかったわけです。
かなりの苦労をしてきたのでしょう。それでも、みんな、ここに住み続けた。
そこには、この土地への愛着だけではなく、ただ、他へ移る当てもないとか、先祖の墓があるとか
いろんな現実的な理由もあるのでしょうが、それはそれで、すごいことだと思うのです。
そして、
ここの土地がこの古さゆえに見直されてきたのはここ30年のことらしいです。
ぼちぼちこの地を人が訪れるようになり、それをもとに観光地化して、人が楽しめるような場所を作り出す。
ある意味、「土地の再生」、「村おこし」。そんなことばで語られる街の再生化だと思うのです。
こうして人々によってその価値が認められ、活気を取り戻した土地って素晴らしいと思います。
みんなお店などを始めてたくましく生活を始めたのです。
(実際、店員さんはほとんどその家の住人っぽい)
中途半端な開発が行われていたら、それこそ古民家もなくなり、見どころもなくなって
日本中のほかにいくらでもあるただの「限界集落」になって消えていった集落になったかもしれません。
いや、「中途半端な開発」と言ったら失礼ですね。
そういった「村が時代の波に取り残されないための開発」もそれなりに住民の必死の思いが込められているはずなのです。
でも、そういった開発のために、「古き良き」伝統も壊され、価値を失っていく…。
逆に人が来なくなる。
どちらがいいのかわかりません。
大内宿だって、計算して現在のようになったわけではないと思います。
しかし、結果的に、現在、この場所は確かに生き生きとしている。
これだけ小規模な土地ながら、
観光地として成功している。
もちろん、ここになんの問題もないわけではないでしょうし、地理的に交通の便が解消されたわけでもありません。
しかし、この大内宿は日本の村落の価値や将来を考えるうえで、格好の材料を提供してくれそうです。
まあ、私は政治家でも地方自治体の職員でも研究家でもないんですがね…。
なんか、ウダウダすいません。
あとは、写真をどうぞ。
神社です。必ず、宿場町に一つは大きい神社がありますね。
人あるところ、神社とお寺は欠かせません。
で、こちら、先ほど話した陣屋(本陣)です。
要するに、お殿様が大名行列の際に泊まるための大きく立派な建物ですね。役所になっていたり、庄屋の家だったりします。
中は資料館になっています。
↑二階の物置。
↑1階の馬屋や、土間など。
↑茅葺屋根の解説、展示。
昔の道具など。
パンフもどうぞご覧ください。
さて、ここから、また、街並みです。
名物の「ねぎそば」。ネギ一本で食べるのだそうです。
どうやって????
写真からわかると思うんですが、本当に、人が多いんですよ。
大内宿、有名なんですね。
まあ、ミーハーな私が訪れるくらいですから。
で、ここが、街の終点です。
左手には参道が。
どうも、登れるようです。
行ってみますか。
お堂がありましたよ。
屋根は草ボーボーです(笑)
眺めがいい。ここから宿場町が一望できます。
みんな、ここで写真撮ってましたよ。絶好の撮影スポットです。
で、奥に進んで、
もうひとつ、お堂が。
さっき、来た道です。高台のようになっているわけですね。
で、急な階段を降りると、
さっきの終点の場所に出ます。
これで、大内宿の散策はおしまい。
のんびり歩きながら、ショッピングや散策、お食事を楽しめるなかなか現代的でナイスな場所でした。
家々の前を流れている生活用水の水路もとてもきれいで、飲み物やなんかが冷やしてあって、とてもいい感じです。
こういうの、いいと思いますよ。
「風情がない」とか、固いことは言いっこなし。より多くの人々が楽しめれば、それでいいじゃないですか。
街は人々のためにあるんだから。
↓↓↓「大内宿の場所はコチラ!!↓↓↓(地図を拡大してみてください。十字のマークのついているあたりです。)
【撮影日:2017/8/11】
スマホの人は写真をクリックして「もとのサイズで見る」で、
PCの人はトップに戻って、写真をクリックしていただけると、縦で見られると思います。
(その後、「戻る」でページに戻ってください)
ぜひ、縦で見てほしい写真なのです。ご面倒おかけして、すいません。m(_ _)m
まずは、湯野上温泉駅です。大内宿に行く途中に突然、茅葺屋根の駅舎が現れるので、驚きます。
実に風情がある。しかし、屋根の雑草は抜いたほうが…
駅舎の中はこんな感じ。旅愁があって、雰囲気抜群。自分が鉄オタだったら、絶対利用したい駅です。
ここでじっくり電車を待ってみたい。
駅の見学はこれくらいにして、この湯野上温泉駅から車で15分くらい、険しい山道を登ると、「大内宿」に到着です。
本当に人気のない山道を走るので、途中で「本当にこの道で合っているの?」と不安になります。
「なんで、こんなところが昔の街道だったのかな…?」と大いに疑問です。
大内宿に到着しました。
あれ?イメージと全然違う…。なんか賑わっている…。
っていうか駐車場、いっぱい過ぎる。かなり手前に車を止めなきゃいけません。交通誘導の警備員も多いです。
これじゃあ、まるで休日のイオンみたいな…。
む?案内板。
どうやら大内宿の案内図です。こうしてみると、かなり小さい宿場町だということがわかります。
とはいえ、全国的にみて、このくらいの規模の宿場町は普通のサイズだと思います。
しかし、個人名までもバッチリ載ってしまって…。プライバシーの方はいいんでしょうか…。
それはともかく、行ってみましょう。
入り口には環境保護の憲章があります。(詳細は省略します)
駐車場にたくさん車が止まっていることからもわかるように、結構、観光客でにぎわっているようです。
もちろん、道路は進入禁止。歩いてゆっくり観光できるわけです。いいことです。
早速、古民家発見。いい風情です。
古民家カフェ。いいじゃないですか。
ちょっと入ってみましょう。
中もいい感じ。
で、歩きながら、思ったのですが
なんか、お店多くない???
っていうか、ほとんどがお店?
土産物屋とか、なんかいい感じのお店になってますがな。
カフェも多いし。いや、おしゃれだねえ。っって、いや、スンゲー現代的じゃない??
確かに、古民家の魅力は残しているけど…、
陣屋も復元されて資料館になっているけど。
まあ、ほとんど、
お店か、食べ物屋かなんですよ。
どおりで、人が多いと思った。
お店やっていないのは、この家くらい。(出しちゃってごめんなさい)
あとは、
みんなお店。
なんか、勝手にもっとさびれた、ひなびた感じのたたずまいを想像していましたよ。
誰もいない農村を自分一人だけが歩くような…。
「コレジャナイ」感がある……?
いやいや、
歩いているうちに、こういうのも悪くないかなあ、と思ってきました。
もともとこの宿場町は「会津西街道」の宿としてほとんど人工的に藩によって作られました。
それが、江戸幕府が終わり、まったく利便性のない山中のこの土地は忘れ去られたように開発の波から取り残され、
明治、大正、昭和とアスファルトも引かれなかったわけです。
おそらく、電気が通ったのも日本で一番遅かった地域の一つでしょう。
新聞が届くにも数日かかった時代もあったかもしれません。
そんな中でも、人々はここで暮らし、人里としてのこの地を見捨てなかったわけです。
かなりの苦労をしてきたのでしょう。それでも、みんな、ここに住み続けた。
そこには、この土地への愛着だけではなく、ただ、他へ移る当てもないとか、先祖の墓があるとか
いろんな現実的な理由もあるのでしょうが、それはそれで、すごいことだと思うのです。
そして、
ここの土地がこの古さゆえに見直されてきたのはここ30年のことらしいです。
ぼちぼちこの地を人が訪れるようになり、それをもとに観光地化して、人が楽しめるような場所を作り出す。
ある意味、「土地の再生」、「村おこし」。そんなことばで語られる街の再生化だと思うのです。
こうして人々によってその価値が認められ、活気を取り戻した土地って素晴らしいと思います。
みんなお店などを始めてたくましく生活を始めたのです。
(実際、店員さんはほとんどその家の住人っぽい)
中途半端な開発が行われていたら、それこそ古民家もなくなり、見どころもなくなって
日本中のほかにいくらでもあるただの「限界集落」になって消えていった集落になったかもしれません。
いや、「中途半端な開発」と言ったら失礼ですね。
そういった「村が時代の波に取り残されないための開発」もそれなりに住民の必死の思いが込められているはずなのです。
でも、そういった開発のために、「古き良き」伝統も壊され、価値を失っていく…。
逆に人が来なくなる。
どちらがいいのかわかりません。
大内宿だって、計算して現在のようになったわけではないと思います。
しかし、結果的に、現在、この場所は確かに生き生きとしている。
これだけ小規模な土地ながら、
観光地として成功している。
もちろん、ここになんの問題もないわけではないでしょうし、地理的に交通の便が解消されたわけでもありません。
しかし、この大内宿は日本の村落の価値や将来を考えるうえで、格好の材料を提供してくれそうです。
まあ、私は政治家でも地方自治体の職員でも研究家でもないんですがね…。
なんか、ウダウダすいません。
あとは、写真をどうぞ。
神社です。必ず、宿場町に一つは大きい神社がありますね。
人あるところ、神社とお寺は欠かせません。
で、こちら、先ほど話した陣屋(本陣)です。
要するに、お殿様が大名行列の際に泊まるための大きく立派な建物ですね。役所になっていたり、庄屋の家だったりします。
中は資料館になっています。
↑二階の物置。
↑1階の馬屋や、土間など。
↑茅葺屋根の解説、展示。
昔の道具など。
パンフもどうぞご覧ください。
さて、ここから、また、街並みです。
名物の「ねぎそば」。ネギ一本で食べるのだそうです。
どうやって????
写真からわかると思うんですが、本当に、人が多いんですよ。
大内宿、有名なんですね。
まあ、ミーハーな私が訪れるくらいですから。
で、ここが、街の終点です。
左手には参道が。
どうも、登れるようです。
行ってみますか。
お堂がありましたよ。
屋根は草ボーボーです(笑)
眺めがいい。ここから宿場町が一望できます。
みんな、ここで写真撮ってましたよ。絶好の撮影スポットです。
で、奥に進んで、
もうひとつ、お堂が。
さっき、来た道です。高台のようになっているわけですね。
で、急な階段を降りると、
さっきの終点の場所に出ます。
これで、大内宿の散策はおしまい。
のんびり歩きながら、ショッピングや散策、お食事を楽しめるなかなか現代的でナイスな場所でした。
家々の前を流れている生活用水の水路もとてもきれいで、飲み物やなんかが冷やしてあって、とてもいい感じです。
こういうの、いいと思いますよ。
「風情がない」とか、固いことは言いっこなし。より多くの人々が楽しめれば、それでいいじゃないですか。
街は人々のためにあるんだから。
↓↓↓「大内宿の場所はコチラ!!↓↓↓(地図を拡大してみてください。十字のマークのついているあたりです。)
【撮影日:2017/8/11】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます