ここ、八幡平市から今日もおとどけします。
先日紹介した、「石割藤」そこから振り返ると、こんな景色が見れます。
小さな(といっても4mくらいはある)杉の木の上から、何かのぞいているのがわかりますか?
杉の木を越えると、こんな景色が広がります。
つまり、地上から巨石が積み重なっているのです。まさに奇観!
「落ちて崩れんじゃねーか」と思ってしまいますが、全然大丈夫。蹴っても登ってもビクともしない。(蹴るなよ、オイ)
この巨石群は「紅石(べにいし)」と呼ばれ、昔、岩手山が噴火したときにここまで流れ着いた火山岩だそうです。
よく見れば、なんとなく赤い…といえなくもないかも…
「昔」ってどのくらい昔?近くに住む人に聞いてみましたが、知らないとのこと。
それにしても、アングルを変えると、なんだか顔みたいに見える…。
調べてみたら、岩手山が噴火したのは
1686年…たくさんの灰が降った。
1687年…地震が続き、泥流や溶岩が流れ出した。
1732年…たくさんの溶岩が流れ出て、「焼き走り」ができた。
1919年…水蒸気爆発。火山灰のみ。
参考URL→http://www.thr.mlit.go.jp/iwate/kodomo/iwatesan/CON5/index.html
と、いうことらしいので、1919年は火山岩も溶岩も出てないので、一番新しい可能性でも、1732年の噴火あたり。だとすれば、270年も前の石なんですなあ…。
このアングルで撮ると、まさに鬼の顔みたい。誰かが彫りこんだとしか思えないよ。
いかにもいわくありげなこの紅石。やっぱり、ある伝説があるそうです。
現在、資料を取り寄せ中。2,3日中には更新しますので、お楽しみに!
ぜひ行ってみたい方は、「紅石」は詳しくはこの辺ですよ。↓↓↓
しかし、我ながら、チョーマニアックなスポットの紹介だなあ…。
【更新後情報】6月7日更新
更新がだいぶ遅れましてすいません。
この田頭地区について、詳しい伝承や歴史を知るために、パンフを取り寄せました。
↓↓↓これが実物です。
広げると、全体に地図が載っており、
様々な伝承や解説が丁寧に載っています。
もともとは、地元の有志が作ったらしいのですが、今は田頭公民館に問い合わせをすれば、手に入ります。
参考URL→http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090315_9
【田頭公民館への問い合わせ】
住所:〒028-7112 八幡平市田頭23-37-7
電話番号:0195-76-2521(FAX兼用)
残念ながら、この紅石がどう出来たとか、いつできたとか、そういう伝説ではなく、この紅石に祭られた権現様が、この地方を治めていた田頭城を守ったというお話が載っていました。
(例えば、鬼が運んできたとか、何か(罰を犯した人間や動物など)がこの石に変じたとか、そういう伝説を期待していたのですが…まあ、現実はそうそうロマンティックではないですな。)
抜粋を以下にご紹介しましょう。
【紅石にまつわる昔話】
昔、このあたりにあった田頭城を攻め落とそうと別の土地の殿様が軍を率いて、攻め込んできたときがありました。その殿様は夜のうちに田頭城の近くの川に橋をかけ、一気に奇襲をかけようと思い、夜を待っていました。
紅石の権現様は、これはいかんと思い、付近の神様と相談して神楽の音を流しました。その神楽の音に惑わされた兵士たちは次から次へと音の鳴る方へ歩き出してしまい、殿様が奇襲をかけようと思った時にはだれ一人いなくなっていたということです。どうにもならなくなった殿様はあきらめて、自分の領地へ帰りましたとさ。
田頭城もこの村も、紅石の権現様のお陰で、何事もなくすぎたということです。
個人的には鬼が積んだという話の方が面白い。
先日紹介した、「石割藤」そこから振り返ると、こんな景色が見れます。
小さな(といっても4mくらいはある)杉の木の上から、何かのぞいているのがわかりますか?
杉の木を越えると、こんな景色が広がります。
つまり、地上から巨石が積み重なっているのです。まさに奇観!
「落ちて崩れんじゃねーか」と思ってしまいますが、全然大丈夫。蹴っても登ってもビクともしない。(蹴るなよ、オイ)
この巨石群は「紅石(べにいし)」と呼ばれ、昔、岩手山が噴火したときにここまで流れ着いた火山岩だそうです。
よく見れば、なんとなく赤い…といえなくもないかも…
「昔」ってどのくらい昔?近くに住む人に聞いてみましたが、知らないとのこと。
それにしても、アングルを変えると、なんだか顔みたいに見える…。
調べてみたら、岩手山が噴火したのは
1686年…たくさんの灰が降った。
1687年…地震が続き、泥流や溶岩が流れ出した。
1732年…たくさんの溶岩が流れ出て、「焼き走り」ができた。
1919年…水蒸気爆発。火山灰のみ。
参考URL→http://www.thr.mlit.go.jp/iwate/kodomo/iwatesan/CON5/index.html
と、いうことらしいので、1919年は火山岩も溶岩も出てないので、一番新しい可能性でも、1732年の噴火あたり。だとすれば、270年も前の石なんですなあ…。
このアングルで撮ると、まさに鬼の顔みたい。誰かが彫りこんだとしか思えないよ。
いかにもいわくありげなこの紅石。やっぱり、ある伝説があるそうです。
現在、資料を取り寄せ中。2,3日中には更新しますので、お楽しみに!
ぜひ行ってみたい方は、「紅石」は詳しくはこの辺ですよ。↓↓↓
しかし、我ながら、チョーマニアックなスポットの紹介だなあ…。
【更新後情報】6月7日更新
更新がだいぶ遅れましてすいません。
この田頭地区について、詳しい伝承や歴史を知るために、パンフを取り寄せました。
↓↓↓これが実物です。
広げると、全体に地図が載っており、
様々な伝承や解説が丁寧に載っています。
もともとは、地元の有志が作ったらしいのですが、今は田頭公民館に問い合わせをすれば、手に入ります。
参考URL→http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090315_9
【田頭公民館への問い合わせ】
住所:〒028-7112 八幡平市田頭23-37-7
電話番号:0195-76-2521(FAX兼用)
残念ながら、この紅石がどう出来たとか、いつできたとか、そういう伝説ではなく、この紅石に祭られた権現様が、この地方を治めていた田頭城を守ったというお話が載っていました。
(例えば、鬼が運んできたとか、何か(罰を犯した人間や動物など)がこの石に変じたとか、そういう伝説を期待していたのですが…まあ、現実はそうそうロマンティックではないですな。)
抜粋を以下にご紹介しましょう。
【紅石にまつわる昔話】
昔、このあたりにあった田頭城を攻め落とそうと別の土地の殿様が軍を率いて、攻め込んできたときがありました。その殿様は夜のうちに田頭城の近くの川に橋をかけ、一気に奇襲をかけようと思い、夜を待っていました。
紅石の権現様は、これはいかんと思い、付近の神様と相談して神楽の音を流しました。その神楽の音に惑わされた兵士たちは次から次へと音の鳴る方へ歩き出してしまい、殿様が奇襲をかけようと思った時にはだれ一人いなくなっていたということです。どうにもならなくなった殿様はあきらめて、自分の領地へ帰りましたとさ。
田頭城もこの村も、紅石の権現様のお陰で、何事もなくすぎたということです。
個人的には鬼が積んだという話の方が面白い。
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