totoroの小道

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赤青鉛筆

2008-10-15 05:32:43 | 算数

6年算数「単位量あたりの大きさ」

2学期の算数は「にこにこコース」を受け持っている。このクラスを選択した子ども達は、算数にはあまり自信がなく、先生に教えてもらいながら学習を進めたい子ども達です。

「楽しく分かりやすい授業」ではなく、「分かることで少し算数が好きになる授業」を目指しています。もちろん、導入は楽しく行うし、単元を通した問題解決学習は行います。しかし、1時間1時間に、「課題をつかむ、見通す、つきつめる、まとめる、練習する」などの多くの活動は入れないように心がけています。今日やる事は、できるだけシンプルに一つだけです。今度の問題は難しそうだと感じたけれど、やってみたら簡単だったと思わせたいのです。

特に、この「単位量あたりの大きさ」は、割合の考え方ですから、分かりにくいところです。それに国語の問題が入ってきます。いったい、二種類の単位の、どっちの単位量を求めるとよいのだろう?求めた商にどういう意味があるのだろう?と困ってしまうのです。

そこで、この授業では、立式の部分に絞って練習する授業を組みました。およその理屈はすでに教科書で前時に行っています。ドリルだけを利用しました。

まず問題です。みんなで一緒に読みます。どちらが混んでいるかという問題です。

ここから、作文の練習をします。何を比べたら混んでいる車両がわかるの?と聞きます。簡単に電車の絵を板書します。

と答えるので、それをノートに書かせます。

次に、比べる答えの部分は「1両」なの?「何人」なの?と聞きます。
「何人か比べれば、混み具合が分かる。」と答えるので、何人に青○、1両には赤○をつけさせます。

次に、ドリルの問題に、青○「何人」と同じ単位を見つけて青○をつけます。「両」の単位のつく部分に赤○をつけます。

今日の目当てを、読みましょう。とこの部分を声に出して読んでもらいます。「この色を見ながら式をノートに書き、計算しましょう。」と指示します。

同じ事を、もう一度次の問題でも繰り返します。

これに対して、赤○青○をつけ、それを目当ての文の通りに立式して求めてみます。

つまり、今から何を求めて比べるかを最初に「作文」しておけば、そこから式が分かるのです。そのことを分かってもらうための練習です。

このあと、この方法を使って、1時間各自で練習に取り組みます。もちろん、赤○青○をどれにも付けていきます。私がチェックする問題を指定し、そこだけは私が定着度を確かめます。




 


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