- 算数のテストで、全員に100点を取らせる方法なんて、そんな都合のいい方法はないが、それに近づけることはできる。
- 単元の内容を全て教え、練習してからテストを行う。だから、本来なら全員100点になっていいはずだと思う。でも、そうはならない。なぜなら、授業の中で、分かったつもりの子供は、やはりテストでは100点はとれないからだ。これを0人にすることは不可能だと思う。
- 授業の中で分かっていた子供全員には、100点を取らせることができるはずである。
しかし、やはりそうはならない。
授業では答えを求める方法や、なぜそれで答えが求められるかを考え、その結果として式なり、図や表なりから求めるなりがでてくるが、テストではその過程を抜きにして、すぐに答えを出そうとするからだ。 - そこで見直しをさせるのだが、子供たちは自分の答えをもう一度見ただけで見直しが終えたと考える。
- これでは、授業の中で分かっていた子供全員には、100点を取らせることはできない。
ミスをするからだ。 - そこで、私は、テストに授業で行ってきた色々な作業を書き込むように子供たちに指示している。
でも「努力すれば100点になるから。」と、ただ指示しただけでは律儀な子以外しない。
しても、しなくても、メリットが感じられないからだ。(どうせ合っていると思っている) - そこで、見直しにメリットを与える。
・どんな書き込みだろうが、書き込みをしたら(1点)加点をする。
・補助計算として筆算を書けば、(1点)加点をする。
・問題文の大事な言葉や、ヒントになる数字に○や線をひいたら、(1点)加点をする。
こうすると、本来100点のテストが、130点になったり、150点になったりする。
それがうれしくて、こぞって書き込みをするようになる。 - その結果、多くの子供に100点を取らせることができる。
問題文に○や線を入れるだけで、式が正確にできる。
帯分数を仮分数に直す時に、整数と分母をかけるための書き込みをする。仮分数が正確にできる。
通分して足し算をする場合、最小公倍数を求め、それを分母と分子にかけていく。
約分の時、最大公約数で分母と分子を割っていく。
同じ大きさの分数を作るとき、分母にも分子にも同じ数をかける。
通分するときは、最小公倍数を求める。
複雑な計算も、一気にとくのではなく、一つ一つ解決していくことで、ミスがなくなる。
通分して大きさを比べるときも、通分の手順を全て書き込む。
5年生2学期の算数は重要な単元が目白押しですね。単位量や割合では、私は面積図をお勧めします。
今年、先生の受け持たれたお子さんのお母様と同学年で一緒に働いています。先生のことをベタ褒めでした。
がんばってま~す。