totoroの小道

「挑戦することで、きっといいことがある」  http://www.geocities.jp/totoroguide/ 

見えない部分

2012-03-11 20:27:47 | 図工

版画は、ほぼ7割方下絵で決まるように思う。

今回の版画、色々と反省点があるけれど、実は見えないところで色々な手順がある。

 

まず、この下の3つの写真を見てほしい。

一番右の、でかい顔が元々の下絵だ。
まず、口をよく観て描かせる、
次に鼻をよく観て描かせる。
どうしても、子どもたちは小さく書くので
「はみ出したら、いくらでも紙を継ぎ足せばいいから、大きく書こう。」
と指示する。
この巨大な下絵も、よく観ると、上にも下にも横にも紙が付け足されている様子が分かると思う。

この巨大な下絵では、版木に入りきらないので、縮小コピーで版木の大きさにする。
そして、版画に必要な立体感をだす線を加える。
また、そのまま版木に移すのではなく、動きを出すように、左右どちらかに傾ける。

そんな過程を経て、作品が仕上がっていく。

 

どの作品も同様に、まず、心置きなく大きな下書きをする。
こうすると、よく観て、細かいところまで書こうとする。

輪郭が最後になるし、紙はどんどん継ぎ足すので、縮こまらない。
大胆に下絵に取り組むことができる。

それを版木の大きさに縮小すると共に
白黒だと色で立体感を出せないので
立体感を出す線を書き加える。

そんな過程を経て、作品が仕上がっていく。
こうした裏方の作業は、なかなか人目には見えないが、こうした見えない指導が大事だと思う。

 

浜松授業研究の会の御案内をいたします。
  開催日 曜日 開始時間 終了時間 施設名 場所名
第21回 2012年4月14日 9:00 12:00 天竜壬生ホール 第1会議室
第22回 2012年5月19日 9:00 12:00 天竜壬生ホール 第1会議室

 にほ  んブログ村 教育ブログ 小学校教育へ 藍色と空色と  緑のページ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿