
不審者対策の、避難訓練を行いました。
2時間目のことです、こんな身なりの怪しい人が校内に侵入してきます。事務の先生が気づいて、「どなたですか?」と聞くと、ナイフを取り出します。「お、お、落ち着いてください。」となだめますが、知らん振りで1年生の方へ向かいます。
1年生は我先へと外へ逃げ出します。
不審者は、今度は階段をのぼって3階へ向かいます。今、まさに廊下へ出て避難ししようとしていた6年生は、あわてて教室へ戻り、ベランダから他の教室へ回ります。子供と、不審者の間に先生が入り、机やいすで進入を止めています。
そのとき、横から佐々木先生が不審者に体当たりし、それを合図に4人がかりで不審車に乗りかかり、ナイフを取り落とし、職員室へ報告に走ります。
不審者役の方が、警察の方だと知っていても、緊張します。筋書きがないからです。子供をどこから逃がそうか、いや、今は逃がすよりバリケードで立てこもらせた方がいいのだろうか?と迷います。
目の前にはナイフがあり、こんなに躊躇していたら、本当なら刺されているだろうなあと思います。(いろいろやってみて、いすを持って盾代わりにすると良いように思いました。)
それから体育館に移動して、警察の方のお話を聞きます。
警察の方が、避難の仕方や注意することを教えてくれます。「犯人の特徴を覚えておくと、役に立つよ。」「どれぐらい、犯人の特徴を覚えているか試してみるね。目をつぶって...」「洋服は、ねずみ色か、紺色か、茶色か?」「背は、高いか低いか」「太っているか、やせているか?」......
今、見たばかりなのに、子ども達の反応は様々です。記憶ってあいまいです。
次に、不審者にあったらどうするかについて教えていただきました。「声をだす。」「距離をとる」ことなどの大切さを、じっさいにこんなふうにして、試しながら学習しました。
放課後は、今度は職員の研修として、不審者が来たらどう対応したらいいのか、もし、手を捕まれたらどうするか、もしナイフを持っていたらどうするか、相手の急所は...など、実際に組みながら練習しました。
使いたくないものです。
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