
上記のような資料を、2つの観点から落ちや重なりがなく分類整理し,2次元表にまとめて特徴を調べる学習を行った。
観点1は、教室の電気がついているか消えているか
観点2は、教室に子どもがいるかいないか
となっている。
それを、下のような表にまとめていく。
一見すると簡単に分かるような気がして、子どもに丸投げしてしまうことがある。
すると、すぐに後悔する。
この表の仕組みが分かる子は、あっというまに終わってしまう。
しかし、理解できない子にとっては、どこにどの数字を入れるか、分からない。「先生、ここは何を書くの?」「じゃあこっちは何を書くの?」と、あっちからもこっちからも聞かれ、にっちもさっちもいかなくなる。
できた子は、次は何するの?と待ちくたびれている。
では、表のイメージをもたせてから取り組ませたいが、イメージのもたせ方が意外と難しい。
言葉で説明すればするほど、子どもたちは分からなくなり、「ぽか~ん」とした顔になる。
説明しないで、理解させたい。
そこで私はまず赤丸と赤×を付けさせる。
T:「電気がついているクラス=赤丸」「電気が消えているクラス=赤×」です。まねしなさい。
そして、
T:「これは、ここも、ここも、ここも、電気がついているクラス=赤丸 という意味です。」
T:「ここも、ここも、ここも、電気が消えているクラス=赤× という意味です。」
T:「まねをしなさい。」
と指示します。
T:「次に、ここに青丸 こっちに青×を書きます。」
T:「それぞれの意味を言いなさい。」といいます。
S:「青丸=子どもがいるクラス」「青×=子どものいないクラス」と答えるはずです。
T:「他にも、青丸と青×を入れないといけませんが、分かりますか?」
S:「はい。」
T:「どうぞ。」
最初の四角示してこう言います。
T:「この四角の意味は、赤丸と青丸なので、合わせてこういう意味です。」
T:「他の四角の意味を書きなさい。」
T:「そうです。」
T:「赤、青の決まりが、合計にも当てはまります。」
T:「この四角はこういう意味です。」
T:「他の合計の意味も分かりますか?」
T:「書きなさい。」
こうした学びの後、
T:「表を完成させなさい。」
と指示すれば、全員ほぼ同時に表を完成させることができ、
早くできて待つ子もいないし、いつまでもポカ~ンとしている子もいなくなります。
第35回 | 2013年10月12日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
第36回 | 2013年11月9日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール |
第2会議室 |
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