totoroの小道

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1年生図工 柔軟運動の絵

2015-10-13 22:22:44 | 図工

馬場先生の、柔軟運動の絵

石井先生の実践を、追試したもの。
黒い画用紙を使ったことで、発色が美しい。

まず、3つのお団子について勉強した。
一度、同じ絵で全員で練習している。
どうしても、団子が残ってしまう。
団子を使って体は描けるが、手や足が描けない。
体の大きさも、小さくなってしまう。
等の反省点を馬場先生が話した。

 

ここから、岡山の尾上先生が色々と教えてくださった。

尾上先生が「馬場さん、指導した結果がうまく発揮された絵はどれ?」

 

馬場先生は、それに対して「この辺りの絵です。」
形も良いし、大きく描けています。
そう答えた。

尾上先生は
「それがいかんのじゃ。」
ただ、形が整うわないといけないという要求は、教師サイドの大人の価値観じゃ。
先ほどの、手の絵と同じじゃ。
どういう要求をするのかが大事じゃ。
大人の要求でなく、子供の要求による絵でなくてはダメじゃ。

どういう絵を求めるのか。
表現であれなんであれ、私たちの求めるのは作品主義じゃない。 


なぜ、この作品に取り組むのかが大事。
みんな苦しい思いをして、体を伸ばしたんだろ?
例えば、この子、体はたしかにお団子だけど、足の先を精一杯頭に近づけている。
こういうのがいい。
この子は、一生懸命に足を頭につけようと努力したんじゃ。
だから、ほら、顔の表情が必死だし、あごも一生懸命にあげている。

体験したことを、いかに絵として表現するかが大事なんじゃ。
体を支える手は、大きくなくてはならない。
体のどこに力が入っているのかは、実際に表現した子供にしか分からない。
そんなとき、指導者は
「どこに、力が入っているの?」
「どこがつっぱってるの?」
「痛いところはどこ?」
などと、その柔軟運動の時の思いを、揺り起こしてあげなくちゃ。

そうは言っても、ある程度形が整わないと、子供たちは満足しない。
だから、お団子というテクニックで、子供たちの誰もが一定レベル以上の絵がかけるようにしてあげる。
お団子を使って、そのお団子を消すのは簡単。
団子と団子をつながないと、昆虫になるよと言ってやりゃあいいんじゃ

 

わたしの一番気に入った絵は、下の絵。
確かに、ブリッジをするときに、こうした体になる。
ただし、この子の手は1本しか見えない。
もう一本を描かしてあげれば、きっといい絵になるなと思ってみていた。

 

 

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