
4年生の版画
今回は、鍵盤ハーモニカを吹く私を題材とした。
せっかく彫刻刀に初めて挑戦するので、よく考えて彫る題材を検討した。
漫画みたいなものでなく、やはりしっかり線の向きや線の太さに意味のあるものがいいと思う。
できれば、人と人とが絡むものに取り組みたいが、
今回はほりの負担を減らすため少し小さい版を使う。
複数の人間を入れるスペースはないと考えた。
そこで、鍵盤ハーモニカを吹く「口」の表情、手の表情のおもしろさをねらった。
下書きがほぼ完成に近づいた。
鍵盤をくわえる口を表現するのには、口の周りの筋肉を観察しなければならない。
しかし、なかなか子供たちはそれを見つけられない。
そこで、子供たちと一緒に筋肉の線をさがし、赤いペンで写真をなぞってみた。
57回 |
11月14日 | 土 | 9:00 | 15:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
58回 | 12月12日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
ただ、私の力では、30通りの指導ができません。ある程度、同じ指導で行う代わりに、全員に満足のいくレベルの作品づくりに取り組んでほしいと思っています。この子供たちを、6年生までずっと持ち上がれば、当然その頃にはもっと手を放すと思います。
子供たちの好きにやらせることは、一見子供のために見えますが、結局全員が我流で終わるのなら、それは指導のうちにはいらないと考えます。
それに、みんな同じに見えますか?
酒井式だと皆同じですが、私にはみな個性的に見えているのですが?