
5年生理科、「てことつり合い」の学習で、天秤を釣り合わせる条件について学習しています。
前時に、
①同じ番号の所に同じ個数のおもりでつりあうこと。
②番号×おもりの個数の積が、左右同じなら釣り合うこと。
という、2つの条件を見つけることができました。本時は、その定着の時間としました。
まず、最初の絵を黒板にかき、つりあう答えを考えさせました。
すると、話し合いの結果以下の3つの答えが見つかりました。
なぜ、これで釣り合うのか、もう一度隣同士で話し合い確認し合いました。
次に第2問です。
「この絵と釣り合うように、おもりをつけます。実験せず、ノートで考えてください。」
この答えも、次の3つが見つかりました。
次に第3問です。
「この絵と釣り合うように、おもりをつけます。実験せず、ノートで考えてください。」
この答えは、次の4通りが見つかりました。
ただ、4通りの答えを言うだけでなく、この頃になると、図のように黒板に出てきて、式をかいて説明し始めます。
Tさんだけは、この理由がどうにもこうにも分からず
「...............なんだか、これって算数の授業じゃん。理科で算数の勉強をするとは思わなかったよ。あ~あ............。」
とつぶやきます。
どっと教室が笑いに包まれます。
「だってさあ、理科で言葉を調べるときに国語辞典をつかったことがあったじゃん。あれって理科で国語を使ってるよね。」
「そうそう。社会で、グラフを使ったり....... いろいろな教科がかかわり合ってるよね。」
なんて、ちょっと脱線します。
次に第4問です。
「この絵と釣り合うように、おもりをつけます。今度は、すでに1に4つおもりがついています。これにつけたしてください。」
「分かった。」
「1に4つだから4。12から4をとって8。8になるようにおもりをつければいいんだ。」
「それじゃあ、この答えだけでなく、2に4つでもいいよね。」
「なんか、おもしろくなったね。」
それでは、これからは、あなたたちに問題を作ってもらいます。
「紙に同じ問題でいいから、先生が作った問題を参考にして3つ問題を作ってください。」
「え~っ」
と驚きますが、すぐに生き生きと取り組み始めます。
「問題を解くのはできたけど、自分で問題作るって難しいね。」
「でもさあ、ちょっとおもしろい問題ができそうじゃん。」
「ねえねえ、ちょっと見てよ。これって解けそう?」
ここで、先ほどのTさんが、
「う~ん、問題ができたけど、答えが自分でも分からな~い。」
「ねえねえ、答え教えよ。」
「そんなの、自分で考えろよ!!」
なんていう会話が聞こえて、また大爆笑です。
「では、できた3枚を、一枚は隣同士と交換し、1枚は女の子と、一枚は男の子と交換して、互いに問題を解き合ってみよう。」
楽しそうに、時間のたつのも忘れて、問題の解きっこをします。
「時間です。終わりです。席に戻ってください。」
「え~、もう終わりなの?」
「まだ、一枚問題が残ってるんだけど。」
「よ~し、休み時間に平野先生に問題をといてもらおう!!」
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