
3年生の図工の初日。
3年生は絵の具を使います。
子どもたちは、いよいよ絵の具を使えると楽しみにしています。
この楽しい気持ちに答えることと、
初日に絵の具の使い方をしっかり身につけさせることを狙いとして
レース編みの絵に取りかかりました。
まず、20分かけて、
・持ち物の確認
・机上の配置
・バケツの使い方
・パレットの使い方
・筆の使い方
を教えます。
そして、「今日は、筆の先っぽを使う練習をします。」
「描くものは、これです。」
と、あらかじめ私が描いておいた「レース編みの絵」を示します。
「わ~、きれい!」
「描いてみたい。」
と歓声があがります。
子どもたちは、とても集中して2時間ひたすら穂先を使って丁寧に丸を書き続けました。
何人かが、
「なかなか、細い線にならない。」
とつぶやきます。
「ここは、どうやったらいいか、分からないことを、考える、場所だよ。」
「筆の向きや、絵の具の量や、水の量を工夫してごらん。」
「今日は失敗していいから、試す時間だよ。」
「考えることで、図工でも賢い自分に成長できるんだよ。」
そう話します。
あとはひたすら机間巡視し
「この丸、きれいだね。」
「この線がきれいだね。」
「細い線が、できるようになったね。」
とひたすら褒めて回ります。
すごい集中力だと思いました。
時々どう描くのか、どれぐらいの線がいいのか分からなくなると、黒板の私の絵を見に来ます。
見てごらん、「この子の絵、とってもいいよ。」
そう私が褒めると、その子の周りに集まって、参考にしていきます。
最初の30分は、ひたすら小さい丸を描いていきました。
「だんだん、コツが分かってきたよ。」
「丸を描くだけだけど、おもしろい。」
とつぶやきが聞こえていました。
次の30分は
「工夫した模様をつけてごらん。」
「素敵なお皿みたいに丸いきれいな模様ができるといいね。」
と指示しました。
41回 | 2014年4月12日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
42回 | 2014年5月10日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
楽しそうな、声が聞こえてきそうです。
紙の大きさがちょっと大きいのではないかなと、思いました。
半分か、4分の1くらいでもいいのでは・・・
ねらいもありますので、何ともいえませんが。
外側になればなるほど、紙の大きさにおされている子もあるようです。
今後の作品がとても楽しみです。
その通りです。外側がとても雑になりました。
私自身が試しに描いたのは、八つ切りを半分にした大きさでした。でも、子どもたちに八つ切りの大きさで取り組ませました。
中心の丁寧にやっている部分までで、1時間です。休み時間を挟んで、次の1時間で外側のデザイン的な部分に取り組みました。
そんなに集中力は続きませんね。
来週の参観会用に、掲示を作ろうとしたので、欲張ってしまいました。