組み立てが終わったマイクロエース製リモコン戦車をアオシマ文化教材社製と見比べてみます。
まずは全面から。ぱっと見た印象は両者とも特徴を捉えているようにみえます。向かって左がアオシマ製右がマイクロエース製です。
上からアオシマ製の方が長いです。マイクロエースはずんぐりとしています。おそらくは内部のギヤボックスの形状が関係していると思われます。全体のモールドもアオシマの方が細かいです。
横から見てみます。上からアオシマ製下がマイクロエース製です。細かいモールドの違いが一目でわかります。マイクロエースはかなり省略されてます。
後ろ側からみます。向かって左側からアオシマ製右がマイクロエース製です。あまり詳しくは無い身としては大して変わらないように見えますが、実車とは違うのでしょう。
続いて内部を見てみます。上からアオシマ製下がマイクロエースリモコンです。
アオシマ製はラジコンに改造されているのですが、基盤以外はそのままでギヤボックスはアオシマのオリジナルです。マイクロエースともに両社ともコンパクトにまとめられて、130型モーターを使いながらタミヤ製よりも使い勝手の良いサイズです。マイクロエース製のコンパクトさが目立ちます。マイクロエースのこのタイプはシングルモーター仕様とダブルモーター仕様はギヤボックスが共通ですからシングルとダブルもサイズは同じ設計です。
アオシマ製がリモコン専用であり、マイクロエース旧有井製作所製はもともとはモーターライズで乾電池を車内に搭載する都合上、コンパクトにまとめてあるのだと思います。スピードはアオシマ製の方が速いためラジコンはモーター換装してあります。マイクロエース製のギヤボックスは重々しくのっそりと戦車らしい動きをしますが、パワーはマイクロエース製に軍配が上がります。どちらも優秀なギヤボックスであることは間違いありません。
リモコンです。左側からアオシマ製、右がマイクロエース製です。モーターがシングルとダブルの違いがあるので比較にはなりませんね。
価格が2倍近く違うので比べようがないかもしれません。マイクロエースの上手く特徴を捉えたデフォルメされたデザインもなかなか可愛らしく誰がみても90式とわかる車体はとても良く出来ていると感じました。
どちらも作って楽しく、走らせて楽しい2倍楽しいモデルであることは間違いありません。リモコンやモーターライズプラモデルが衰退していくのは寂しいです。
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