比叡山に登るケーブルカーの乗り場です。
各時刻の00分と30分に発車します。
ケーブルカーは、窓の大きな、ヨーロッパ風なデザインですね。なんか、大正時代の匂いもします。
景色も長さも、日本一というふれこみなので、楽しみです。
ホームは階段状になっています。
座席は進行方向に対して背を向けるようです。
ケーブルカーの建設中に発掘された多数の石仏が、左のほうの洞の中に安置してあります。
これは、織田信長の比叡山の焼き討ちの時、犠牲になった人達の霊をなぐさめるために土地の人がまつったものといわれています。
トンネルを通過。
延暦寺駅に着きました。
駅舎は大正14年に建設されたそうです。「近畿の駅百選」に認定されています。
ここで、ケーブルカーの仕組みに少し触れたいと思います。(私は、乗り物が好きです。)
急勾配の線路を上るため、車両にケーブルを接続し、巻き上げるつるべ式になっています。
巻上げ機はこの駅にあり、モーターが回転してロープを巻き上げます。
ケーブルの所要時間は11分です。
ここから延暦寺をまわります。黄色の線に沿って歩きます。
こんな山道です。
入り口に来ました。入場料を払って入ります。
まずはじめに、「根本中堂」に入りました。今は、改修のまっ最中で、建物は覆いがあり、見れません。
中は、非常におごそかな雰囲気です。
最澄が788年に創建したお堂で、国宝です。
伝教大師の自作の薬師如来像の前に、1200年以上消えることがない「不滅の法灯」がありました。
中の写真は撮れません。
次に急な石段を登って「文殊楼」に向かいます。
急なのがわかってもらえると思います。
文殊楼です。
一行三昧院とも称されます。864年に完成。その後なんども焼失。
現在の建物は1668年のものです。
石段を降り、「大黒堂」へ。
日本の大黒天信仰の発祥の地だそうです。
ここから、「大講堂」を通って、「阿弥陀堂」、「法華総持院東塔」に向かいます。
大講堂です。僧侶が法華経の講義を聞き、互いに問答する学問修行の場です。
「阿弥陀堂」に来ました。比叡山開創1150年の大法要を記念して建立された「先祖回向」の道場。
建物が美しいですね。
東塔です。
伝教大師が全国6カ所の聖地に建立した宝塔を総括する重要な信仰道場です。
そろそろ、ケーブルカーの時間が気になってきました。30分おきですから。
急いで、延暦寺駅に戻ります。
駅に戻ってきました。
ボーイ、ガールスカウトの女の子が、手を出して、ポーズをとっています。
何をしているのかきくと、手のひらにピーナツをのせて、鳥を呼び寄せるのだそうです。
私もその瞬間の写真を撮ろうとしましたが、2度のチャンスを逃し、空振りに終わりました。
ほんとうに、鳥が来るのですね。
手のひらから取るところは撮影できませんでしたが、すぐ近くの鳥は撮れました。
あまり、はっきり写ってませんね。難しいです。
大正の延暦寺駅を出発して、播州赤穂への帰路につきました。
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mamekichi
ゆり
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