小浜線の可愛い電車です。
小浜駅に家を出てから5時間半かかって、ようやく到着し、駅のすぐ近くの観光案内所に飛び込びました。
明るい声のおばさんが応対してくれました。「今日、この小浜を歩いて観光したいのですが、観光地図をもらえないでしょうか。」「ありがとうございます。ようこそお越しくださいました。この地図を持って行ってください。」「駅前からは、この3本の道がありますが、これをまっすぐに行けばよいでしょう。」
地図に赤鉛筆で印をつけ、丁寧に説明してくれました。最近はどこへ行っても親切だと実感します。
私の旅行の目的は、まず第1には観光ですが、2番目にはウォーキングがきます。なにせ観光地を歩いてまわりたいのです。下の地図で、ブルーのラインに沿って、歩きました。
駅前から歩いて、アーケードの商店街にさしかかります。
でも、シャッターが閉まった店が多くて、なんとなく寂しさを感じました。水曜日だからでしょうか。
まっすぐ突き当たって海に出ました。日本海です。海の色が綺麗で、少し嬉しくなりました。
しばらく日本海を見ながら、ゆっくり歩いていくと、マーメイドテラスと呼ばれる場所に着きました。
ここから見る夕日は絶品だそうです。
さらに、海を見ながらまっすぐ歩き、小浜公園にあたって左に曲がっていくと、「三丁町」の入り口にきました。
ここは、NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」のロケ地になったところです。かっては茶屋街として華やいだ雰囲気を醸し出した町は、狭い路地を挟んで、紅殼格子や、出格子の家が沢山あり、独特の景色を演出していました。
街並みと食の館 酔月。明治期の元料亭を改修し、現在は郷土料理も味わえる店です。
料亭が沢山集まっていました。
蓬嶋楼(ほうとうろう)。明治期の元料亭です。当時の様子を色濃く感じさせます。
三丁町の町の様子。千本格子のまち並は、宿やカフェなど、時がゆっくりと流れているイメージです。
リフォームの工事をしてました。素晴らしい町を残して欲しいです。
三丁町を離れ、常高寺を目指します。
お市の方の娘、三姉妹の次女お初(常高院)の菩提寺。庭と彼女のお墓があります。
お墓にお参りしようと思ったのですが、登れど登れど到着しないので、途中で諦め、戻りました。
あとで、後悔しました。
のちにわかったのですが、以前は寺から墓まで国道を渡らなければならず、交通事故の危険が付きまとっていました。これを解消するために、現在の100数段の階段をつくったそうです。
さらに、ブルーのラインを進み、空印寺、八幡神社に着き、八百比丘尼入定洞を見ました。
八百比丘尼は人魚の肉を食べたことにより、不老不死のパワーを得たという民話は有名で、いたるところにその話は残っています。彼女は全国を旅し、行脚しながら、人々に神仏への信仰をといたそうです。
彼女が入定したという洞窟がこれです。
つぎに、街並み保存資料館に行きました。京町屋風で、犬矢来があります。中に入ると、優しいおばさんが応対してくださり、「その、帳面に名前を記帳してください。どこからきてくださったのですか。」「播州赤穂からです。青春18切符を使ってきました。」「それは遠いとこからわざわざと」
お雛様が飾ってありました。柱時計がレトロで好きでした。
この資料館付近も、古い建物が沢山残っています。
若狭塗箸の店です。「ちりとてちん」でも塗箸職人がテーマになります。
さらにそのあたりを散策して、好きな建物を堪能しました。
高鳥歯科医院。大正時代の石造りのモダンな西洋建築でした。
鯖の棒鮨の店。あいにく閉まっていて、購入できませんでした。
さらにしばらく歩くと、旭座と書かれた建物に遭遇しました。
中から、演歌の音楽が漏れ聞こえてきます。興味があって、中を見学したいと思いました。閉まっている入り口をおそるおそる開け、「中を見学できませんか。」と声をかけました。「ちょっと、待ってくださいね。今、カラオケ大会のリハーサルをしているので。」少し待ってから、中に入ることができ、この建物の丁寧な説明を聞きました。明治期の芝居小屋を移築して復元したそうです。中の木材も昔のものをそのまま使っているのが多く見られました。ここは歌舞伎ではなくて、大衆演劇だったそうです。奥の方にある楽屋まで見せていただいて、感激しました。
ここで、午後2時に近づいていました。食事をしていないことに気づき、小浜駅近くに戻って、レストランに入りました。ウォーキングの歩数は17000歩です。
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traveler51
ひろ
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