平倉山荘 -- BLOG --

 蔵王を歩く・滑る。日々を記す。空想上の山小屋~たいらぐらさんそう~

雪空が明るかった。

2017-01-11 | 日記
本当の冬が来たと感じた。

外に出て、寒く雪降りしきる雪空を見上げた時、気づいた。

「雪空は明るかったんだ」と。

深々と雪降る夜の空は明るい。どんよりと暖かく湿った「本当の冬じゃない冬空」は暗かった。今年の冬はずっとそうだった。

「なんか違うな。」と感じてはいた。「寒くなくていいな。」と思っていた。

でも、さっき見上げた明るい雪空が、俺が知っている本当の「冬」なんだ。

「そう、これが好きなんだ。」と思い出した。

坊平にいる人々は雪が好きだからいるんだ。「山」が好きな人は雪が好きだから山にいるんだ。そうだ、俺もそうなんだ。

久しぶりの、そしてやっと本格的な冬の訪れを感じて、気づかされた今日の夜だった。

2017.1.11 夜
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