鬼頭さんの著書『つなげる・つながるー子ども理解と教育実践ー』は2021年3月に出版されました。
鬼頭さんの教育実践をピッタリ表現しているタイトルなので、講演のテーマに使わせてもらいました。
竹沢清さん(2020年つどいの講師)が、この本の解説を書かれています。
鬼頭さんの実践についてわかりやすく書かれているので、いくつか引用します。
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・「問題行動」を直接なくすのではなく、「問題行動」の中に潜む、その子の本当の願いを読み解くーそれが私たちの専門性の根幹。子ども理解から出発する鬼頭実践の原型が、ここに鮮やかに示されている。
(p222から引用)
・この本の中に、学級通信や手作りあそび工作が資料のように載っている。しかし、単なる資料集ではない。実践の中で、有効に活かされているものだ。
手作りあそび工作そのものを教えるのではない。その子が「内面から求めるものとして」、手作りあそび工作と「出会わせる」のだ。
(p223から引用)
・学級通信もまた、鬼頭実践に欠くことができない位置を占める。
子どもたちの言動を、すくいあげるようにして意味づけ、記して、子どもたちに返していく。それが、学級集団づくりに生かされる。書き言葉であるから、繰り返し読まれて、子どもたちの心に残っていく。
そして、その通信は、親や同僚に渡ることで、大人が、この子らを「変革の可能性においてとらえる」眼を共有し、ゆたかにしていく。
(p224から引用)
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つどい当日には、1,650円のところ、著書割引で1,400円で販売します。鬼頭さんにサインをしてもらえますよ。
ぜひ読んでみてください!(^_^)