分科会
8/9 ㈮ ①13:00〜15:40
8/10㈯ ②9:30〜12:00③16:00〜17:30
8/11㈰ ④9:30〜11:10
つなハピがレポート発表する分科会に参加してきました。
【分科会⑩教育と子育て】
つながり合って育つ
〜子ども、教師、保護者・地域の支え合い〜

今、子どもたちが感じている生きづらさやしんどさは、学校や家庭のなかだけでは支えきれなくなっていて…この分科会では、様々な分野の大人たちが協働して子どもたちを支え、育てていくための実践を語りあいました。
全部で9のレポート発表。
合わせると、8時間20分。
本当にたくさん語り合いました。時間が足りず…毎回、延長していたほどです。
ほんの一部、紹介します。
雰囲気だけでもお伝えできれば、嬉しいです。
①のレポート
《子どもが主人公の性教育とは》
性教育・生教育に真正面から向き合えない現状や子どもに寄り添った性教育によって子どもが変わっていった様子について。
性教育でなぜ変わっていったのか?
体を知ることは、自己理解や自分の体を大切にすることになるのでは?
《「こんながっこうほろんだらいい」〜苦しむ一年生を支えたい〜》
《私立小学校がたいへん!》
先生からのリアルな教育現場の話。
学校の中で人と人とが関わり合うことが少なく、子どもを集団として鍛えることができない、先生同士もうまくつながっていない。
つながりが分断されていて、それぞれの子どもと先生、一本一本のつながりでやっていくから、個々でバタバタと倒れていく。先生・子ども・親、お互いに連携をとりたくてもとりにくい現実。
厳しい現場環境のなか、子どもたちとどのように関わっていきたいか。
②のレポート
《格差社会に学校図書館は〜子どもを読書難民にさせないささやかな取り組み〜》
読まない子は読めない子。格差がここにも。
教科書は強制力を持っているが、長くても18ページ。
読書は大変きつい知的トレーニングだから、励ましや方向付けがないと実行できない。
直に本と出会わす集団読書への取り組み。
その年齢の子どもたちとが抱える苦悩や生活に触れて、この取り組みを工夫していきたい。
《「放課後等デイサービス」の世界にとびこんで》
放課後等デイサービスとはどういうものなのか。
学校との連携がうまくとれない。
「困った」親は「困っている」親なので、親への支援、子どもの親からの自立をどうやって支えていくか。
《つながり合ってハッピーになろう!NPOつなハピの活動》
野田さん:つなハピ結成の経緯、どんなことを大事にして活動しているのか
木下さんと日置:保護者の立場で思っていること
森さん:どんな風につなハピと関わってきたか、最近のつなハピ
徳さん:現在の活動について思っていること
つなハピが大事にしていることを、皆さんにお伝えできてよかったです。
③のレポート
《『教職大学院』での学びの工夫と実践》
「誇りたくなるようなこの分科会の空間をどう説明できる?」
「主体的で、対話的!」
これを大学の教室で実現したいとのこと。
学生のときにこういう学びをしないと、子どもたちとこういう学びが作れないから。
聞き取ってもらえる人が目の前にいると言いたいことを言える。
↓
今度は聞ける側になる。聞き役のクオリティーが上がる。
↓
自分自身を語ると、自分の実践を振りかえれる。
これができると、関係性を変えたり、作り直すことができる。
④のレポート
《子どもたちを輝かせる北名古屋市の取り組み〜きっずタウン北なごや〜》
「子どもに寄り添うとはどういうこと?」という問いに「相手の関心に関心をもつこと」
子どもが消費されるイベントとは本質的に違う。
町探検、昔は子どもが選んで自分で行ったけど、今は大人が決めた内容をこなすだけ。地域とつながるような内容ではない。
学校でやるのがムリなら、地域発で!地域発が学校を変えていくのでは?
《いじめ問題・第三者委員の立場から見えてきたこと》
もう頑張っている子どもを「頑張れ」以外の言葉でどう励ますのか?
いじめの第三者委員会では、当事者の子どもは全解決してほしかったのではなく、ひとりでも自分の思いをきいてほしかったのでは?と議論した。
当事者から辛いといった訴えがあれば、それはいじめとして認知するもの。
答えが一つではないことを皆で話すから対話的になる。思春期は本質的な問いに飢えている。
自己責任論は論外。
「子どもの自己決定が尊重されるプラス大人の応援付き」で主体性が育つだろう。
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まとまっていなくて、スミマセン!
多様な立場の方が集まり、率直な声が飛び交い、まさに対話的な分科会でした。
教育と子育て分科会の皆さん、あの充実した時間をありがとうございました!