時間を遡りますが、つどい実行委員会の様子をお伝えしていきます。
第2回つどい実行委員会は12/9㈰に行い、16人が参加しました。
この日は、鎌倉さんの著書『きらめく小学生
』についての学び合い。
最初に私からレポート。
本を読んだ感想になっていましたが…(-_-;)
この本は“子どもたちがきらめきながら学習活動に向かう姿に改めて目を向けていきたい”という内容の本です。
低学年、中学年、高学年ごとに、鎌倉さんがどんな実践をしてきたのか、詳しく書いてあります。
子どもたちの心から出た言葉が珠玉でした!
昨年、小4だった長女が日本地図とにらめっこして県名を覚えていましたが、苦行のようにしか見えませんでした(結局、途中で挫けた…(^_^;))。
本を読んで、実は社会科ってこんなに面白くて、世界が広がる教科だったことに驚きました。
どの実践も、人×人×人の相乗効果がスゴイ!
教科書から飛び出して、まず現場へ!
そこで知り合う人と関わり合い、最初は付き添いだった親も気がつけば一緒に楽しんで、学びが地域も動かすような大きな動きになるんだと感動しました。
先生、子ども、親、地域の人とつながって、『人の輪の中で』というところが強く印象に残ります。
p86
〜つまるところ、一人では味わえない、みんなで学び深めることが楽しかった。〜
つなハピが目指していることだと嬉しくなりました。
次は三輪さんからレポート。
日本生活教育連盟(日生連)は、“生きることと学ぶことをつなぐ教育”を研究、様々な教育実践を創り出している団体です。
鎌倉さんやプレつどいの原田さん、和光小学校の先生方の多くが所属しています。
(この本は、鎌倉さんが和光小学校教師の時の実践について書かれています)
日生連の先生方に共通すること。
【学級通信の発行】
子どもたちのことを知らせ、親がリアルタイムで学級のことをわかり、それが共に学習活動を作り出す主体になっていき、より豊かな「学びの実感」を感じられる教育実践になっていく。
【サークルの中での学びあい】
実践を語る先生の姿が生き生きとしていること!
まず、自分自身が楽しんでいる。
【学んだことを一つの作品や表現にすること】
鎌倉さんは和光小学校で、自分の誕生を冊子にまとめたり、戦争についての劇を作りあげたりした。
『きらめく小学生』に出てくる実践は、本物の学びだと感じ、感動をともなわないテストの点だけの教育と相反するものでした。
『きらめく小学生』に出てくる本を読むと、鎌倉さんの実践がより奥深く感じたそうです。
・『川は生きている』富山和子
・『ぼくのお姉さん』丘修三
・『ひろがれ病院内学級』御子柴昭治/渡辺美佐子
・『どんぐりの家』山本おさむ
鎌倉さんの教育実践の背景にある話も聞けました。
実感がこもったレポートに、私はうなずいてばかり。
さすが、三輪さん!
その後は、ひとりずつ話をしていきました。
こんな感じです。
☆「わくわくドキドキ」を生活科のタイトルにしている。歓声が教室に響き渡るのが素敵だ。
☆今の学校現場は余裕がない。鎌倉さんの実践(講演)が刺激になればいい。
☆孫が帰宅してから、学校ごっこをする。やることが全部決められていて自由がなく、つまらない。
☆学生時代に「知識はすぐ忘れるが、感覚は忘れないから」と言われたことを思い出した。
☆いろんな子どもや教師がいて、違う意見を戦わせるなかから、いろんなものが生み出される学校は楽しい。今の学校はスタンダード教育ばかり。鎌倉実践の「わくわくドキドキ」をみんなに知ってもらいたい。
鎌倉さんにどんなお話をしてもらいたいのか、少し全貌が見えてきた第2回つどい実行委員会でした。
後ろでは、ホワイトボード1枚で遊ぶ子どもたち。
コマ遊びもしましたよ。
つどい当日、コマ遊びもできるので、興味がある子は一緒に楽しみましょう♪最後に披露できる時間もあります。