富岡製糸場は近くに散在する絹産業遺産群とともに2014年6月世界遺産に登録された。日本で初めてフランス技術を導入した製糸工場で明治5年に竣工した。以後、絹産業の技術革新に大きく貢献、日本の近代化に貢献した。初期の建造物群が国宝および重要文化財に指定されている。
この絵の右の建物が東置繭所、左の建物が奥へ伸びている繰糸所。東置繭所は1階が事務所・作業所、2階は繭の貯蔵所として使い、木骨煉瓦造という独特の工法で作られた。繰糸所は繭から生糸を取る作業が行われ、創業当初はフランス式の繰糸器300釜が設置され世界最大規模を誇った。建物内には自動繰糸器が保存されていて壮観、一見の価値がある。