珍しいというか・・・生い立ちがめずらしいカメラです。
旧ソ連製のカメラなんですが、1970年代初めに明貿産業というところが輸入して・・・ここまではよくありますが・・・ダイエーで販売していたんです。
1970年代といってもどれぐらい売れたのかな?
このEというタイプは露出計がついています。Eのついていないタイプは露出計がついていませんでした。
なんかごっつい感じがありながらバランスの悪い見た目です。でも、とてもしっかり作られています。カメラが機械だってことがよくわかります。
クラウン部分に巻き上げレバー。そこにフィルムカウンター(0リセットは手動です)そしてセンターにシャッターレリーズ。
シャッターレリーズの左がわのボタンは巻き戻し用の巻き上げギアをフリーにするものです。巻き戻しているあいだずっと押してなくてはならないんですよ・・・
シャッターダイヤルは1/500 1/250 1/125 1/60 1/30(これがストロボ同調です) そしてB シャッタースピードはバルブいれて6つです。
そしてシャッターダイヤルの周囲にXとMとフラッシュ同調の切り替えレバーがあります。
シューブラケットは外せます。
左側のダイヤルはフィルム感度をセットして針が振れたところに先が丸い針を合わせて露出を計測します。計測したらシャッターと絞をセットして・・・ピント合わせて、絞の解放ダイヤルをクローズにしてシャッター切ると・・・・まあ、写真撮るってのはこんな感じだったわけです。いい感じ・・・
残念ながら露出計は動きますがかなり数値はいいかんげんになっています。
背面はなんか背が高い感じがしますが・・・なんてことはないですね。
シャッター幕もまだ綺麗ですし、モルトも生きています。シャッタースピードも正確ではないですが、最初からこんなもんなんでしょうね。リバーサルフィルムは無理だなー・・・ネガフィルムならぜんぜんOKですよ。
マウントはM42ですタクマーレンズとかも使えます。ペンタプリズムの全面に露出計の受光部があります。Eでないほうはここにロゴがはいっています。Eのロゴは正面から見て左側にシールでついています。
レンズは日東光学(日本のメーカーです)が作った。MEPRO-KOMINAR 1:2.8 f=55mmです。
うーんと・・・・撮影したのが昔過ぎてどんな映りだったか忘れました・・・なんか柔らかい感じだったような記憶があります。
モノクロしか撮ったことないんじゃないかなー・・・・
そして MADE IN USSRのロゴ・・・・