古いカメラはいっぱいありますが、防湿庫の手前にあった一台です。
ミノルタのα7000に度肝を抜かれた感じになったキャノンがFDマウントを捨てて(ほんとに捨てやがって・・・)EFマウントで登場したフルオートと言っていいEOS650。EOSシリーズの登場でした。1987年のことでした。まあ、650はまた今度。
1990年に発売されたEOS1000QDです。QDはクオーツデートで、フィルムに日付いれられるわけですよ。
樹脂ボディですが、まあ安っぽいとは言わなけど・・・軽さ追及したらしょうがないよな。
この1000が後の軽量一眼レフのEOS Kissにつながるわけです。
クラウン部分はいたってシンプル。ホールドのよいグリップトップにシャッターレリーズ。その手前にジョグダイヤル。シャッタースピードとか絞。露光補正。ISO感度・・・すべての設定に使います。
情報画面があってホットシュー。左にはモードダイヤル。赤いLのポジションが実質のパワーオフです。
内蔵ストロボはオートポップアップではなく手で持ち上げて開きます。これのほうが壊れなくていいと思います。
液晶画面には必要なことだけ表示されます。これはマニュアルモード状態の表示です。
手前の親指の位置にあたるところに2つボタンがあって露出のロック等ができます。
裏蓋にQDに表される時計があります。これは別電池CR2025で動いています。これは電池切れだ・・・抜いとかないと・・・
シャッターは縦走りのメタル幕のフォーカルプレーン。ダンパーのゴムが溶けてだめになるのがEOSなんですが・・・これはまだ綺麗です。
ここに時計用の電池がはいっています。精密ドライバーでネジとって交換できます。わりと簡単にできますよ。
メインの電源のバッテリーボックス。バッテリーは2CR5のリチュウム電池で使い捨てのやつです。なんか今考えるともったいないけど・・・
マウントはEFマウント・・・・マウント自体も樹脂です。ここまで徹底して軽くするんですよね。まあ、よっぽどのことがないかぎり壊れませんけどね。
レンズはEFレンズではありませんでした。TAMRON ASPHERICAL AF 28-80mm 1:3.5-5.6です。
悪い感じの写りではなかった記憶があります。とにかく軽いレンズですよ。
このレンズはデジタルEOSには使えません。
あまり使った記憶がないカメラなんですが・・・手前にあるということは使ったんだろーけど・・・・このレンズでなに撮っていたのか・・・忘れました。
押せば撮れる一眼レフでしたよ。急激なデジタル化が進んだった感じがしますね。オートフォーカスAEのカメラってカメラの歴史の中ではほんとに短命でしたね。