まい・だいありー・ばい・えむ ~都わすれ~

振り返れば、まんざらでもない日々をめざす雑記帳。

思い出話。

2022-09-30 17:18:52 | 日記
ブログ仲間のアミさんが今日の記事で、
幼少の頃、アサリやシジミの行商人さんの掛け声を
よく聞いたと書かれていた。
それで思い出したこと。

私は小さなころは覚えがないのだけど、
夫と暮らし始めて間もなくのころ(1995年)は、
朝、貝を売る行商さんの声を聞いていた。
それは「アサリ~シジミ~」ではなく
「小貝はいりまへんか~」だった。
ここは広島なので「へんか?」ではなく「せんか?」
だろうと思うのだけど・・・
でも、関西出身の方だったのかもしれない。
一度も購入したことがなかったけど今頃になって買えばよかったなと思う。
朝を告げてくれる声だった。

私が育った町は、海にほど近い川が近所にあり
大潮のころには、ご近所総出で貝堀りに行った。
橋が架かっていて、親から
「あんたはあの橋のたもとで泣いていた。可哀そうだったから
連れて帰った」と言われた。
そうか、よその子だから良く叱られるんだ・・・凹む私。
その話を学校でするとほぼ皆、橋のたもとで拾われた子供だった(笑)

暫くするときれいだった川も公害でヘドロだらけになり誰も貝堀りを
しなくなった。汚い水を見ながら思い出が汚れるようで悲しかった。
そして今、川はとてもきれいになった。
冬には鴨が群れを成す。その光景が好きだ。

広島には、市内に何本も川が流れていて、
橋もたくさんある。私が生まれる前には悲惨な歴史もあった。
川は地獄絵図だったと聞いた。

この川の流れがいつまでも清らかでありますように。


本川


私が捨てられていたらしい橋(舟入橋)

※画像お借りしました。

コメント (12)
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