まい・だいありー・ばい・えむ ~都わすれ~

振り返れば、まんざらでもない日々をめざす雑記帳。

ヒヤシンス

2023-02-07 23:44:15 | 回顧録
もう何年も思いながら忘れていることがある。
それはヒヤシンスを育てること。

このヒヤシンス。
多分私が生まれて初めて花の香りを認識した植物。


5歳の頃だったと思う。
保育園の部屋の中で色とりどりのヒヤシンスが水栽培されていた。
大きな窓から太陽の光がいっぱいに入る部屋で
何故か私一人だけがいた。
空気は冷たかったと思う。
そのヒヤシンスにも太陽の光が注がれていた。

「いい匂い♪」顔を近づけ嗅いだ。

多分、違う部屋でお昼寝の時間だったのだと思う。
だから、みんな部屋で寝ていて私は抜け出していたのだと思う。

先生の呼ぶ声がして、私は廊下を走って行って
角のところで、先生についてきた園児とぶつかり
額に大きなタンコブができた。

ワーワー泣く私に先生は、砂糖水をタンコブにつけてくれた。
当時の民間療法?だったのだろうか。
私は、顔がザラザラベタベタしてちょっと嫌だった。

私にとってヒヤシンスはノスタルジーを感じる香りだ。


画像お借りしました



ふきのとう/白い冬 ≪歌詞≫ (1974年)




コメント (2)
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