自衛隊配備と「災害支援拠点」を考える集い 宮古平和運動連絡協議会主催
北沢防衛相が、下地島空港を「災害支援の国際拠点」にして、陸上自衛隊を常駐させ、自衛隊と米軍の合同訓練も行う計画である、と発言したと報道されました。しかし、よく調べてみると、災害の「国際緊急援助隊」は外務相の仕事であり、現在は海外で数カ所と国内では成田を拠点にして災害救援物資の備蓄をしており、災害派遣の医師、看護師、消防隊などは全国規模で登録して順番に派遣されていて、特に問題はない(松本外相発言)とのことです。
このように防衛省が、外務省の仕事まで横取りして自衛隊がこれをやろうとしているのは、政府が宮古・八重山に陸上自衛隊を配備するという計画を決め、それを具体化していることと連動していると考えざるをえません。自衛隊が常駐すればどうなるのか、最近の一つの例を紹介します。
陸上自衛隊第10師団(名古屋市守山区・7000人)は、昨年1年間に100回を超える、小銃を持ち、戦闘服姿での訓練を市街地で実施しており、そのうえ、隊員に「戦闘服通勤」を命じ、ある時は、朝夕の電車が戦闘服姿で満員になることもあったということです。また、「日米合同訓練」を実施するということは、「自衛隊が来たら米軍も来る」ことをいみじくも防衛相自らが認めたことになります。
全国での米軍関係者の事故・事件は相変わらず後を絶たず、性犯罪や強盗殺人などの凶悪事件も多い状況をみれば、自衛隊や米軍の基地ができたら宮古でも、夜は安心して歩けなくなるようになることは当然予測されます。「災害支援」を口実に、自衛隊や米軍基地ができたら宮古はどうなるのか、今こそ真剣に考えなければならない時だと思います。市民のみなさん、慰霊の日に宮古の平和について、一緒に考え話し合ってみませんか。
記
自衛隊配備と「災害支援拠点」を考える集い
とき:6月23日(木・慰霊の日)午後7時~9時
ところ:教育会館2階ホール(宮古工業高校向かい)
連絡先:星野 電話0980-72-2774