理恵は岬の海を見つめながら、今日まで裏切らなかった・・・ 2016-03-05 17:58:10 | 小説 理恵は岬の海を見つめながら、今日まで裏切らなかった幸男に向け、 「ふるさとの休日はあなたの贈りもの。ほんとうにありがとう」 と海に向かって呟いた。曇り後晴れと滞在中の気分をたどり、予想通りのふるさとの休日に、怖いくらいの満足感に浸っている。 (「おしのび」つづく)